。◯52話*。◯ ページ22
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ピピピッ
ピピピッ…
頭上で目覚ましが鳴る音がして
ぼやーっとした視界の中、手探りでそれを止める。
A「…んんー…」
近くにあった眼鏡を手にして時計を確認すると
只今の時刻、8時15分。
もう少し…寝れる。
けど、二度寝する気分でもないなぁ…
A「…仕方ないか」
布団から起き上がって、洗面所に向かい
最近お気に入りの香りの洗顔フォームで顔を洗う。
ポンポンとタオルで軽く顔を拭いて
顔を上げると、自分の顔が鏡に写し出されて。
あぁ、なんて
凹凸のない平凡な顔。
翔『…本当、可愛い』
A「〜っ///」
ふいに、昨日の翔さんの言葉が頭を過って
朝から1人で顔を赤くする。
なんで翔さんは、こんな普通の人間に
き……き……
………気にかけてくれるんだろう。
昨日はお互いお酒も入ってたし
その勢いってものもあったのかな…?
なんであんな素直に受け入れたか、自分でもよくわからないし。
けど、唇の感触とか、体温とか
しっかり残っていて。
A「…本当、ずるい」
気持ちは教えてくれないくせに
ただの気まぐれでも痕跡を確実に残していく。
翔さんの気持ちがわからなくて
でも知りたくないような…やっぱ知りたいような。
自分でもよくわからない。
どうせ、知りたいと願ったところで
自分から働きかけることは出来ないけれど。
A「…買い物行こ」
ずっとうだうだ考えてても拉致があかない。
気を取り直して、今日すること。
最近何かと忙しくて、ファンデーションとか色々無くなりつつあるから
買い物に行って、晩ご飯の食材も買う。
そんで家でダラダラする。
よしっ、と早速出かける準備を済ませて
鞄を持って家を後にした。
近くのデパートで色々買い込んで
大漁大漁〜って歩いていたら
スマホのコーナーで、猫背のご近所さんを発見。
A「二宮さん?」
和也「ん?あら、篠田ちゃんじゃん」
A「こんにちは。何かお探しですか?」
私を見て、少しびっくりした顔をした二宮さんは
ん〜って言いながら品定めを再開。
二宮さん…部屋着?
こんなラフな格好で出歩けるの…勇者だなぁ。
和也「ちょっとね…滑り止めマットを探してて」
A「そんなのあるんですか?」
和也「そ。パズトラやる時に必要なの」
パズトラって…何だろう?
何かお仕事関係なのかな…( ´•ω•` )?
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爽歌。(プロフ) - 菜美恵さん» こんにちは!菜美恵さんいつもありがとうございます(*^_^*)誰だって恋愛で傷つきたくないですよね…(ノД`)ありがとうございます!いってらっしゃい☆ (2017年9月8日 10時) (レス) id: 89386c8c46 (このIDを非表示/違反報告)
菜美恵(プロフ) - こんにちは。言えない気持ち、分かる気がするなと思っています。傷つきたくないのかなあと。次の章も楽しみにしています。最初から、読み直してきます! (2017年9月7日 15時) (レス) id: a657482879 (このIDを非表示/違反報告)
爽歌。(プロフ) - 菜美恵さん» こんばんは(*^^*)嬉しいお言葉、ありがとうございます…!!もどかしさ、これからも出せていけたらいいなぁ…頑張りますね∠( ˙-˙ )/! (2017年9月6日 23時) (レス) id: 89386c8c46 (このIDを非表示/違反報告)
爽歌。(プロフ) - 美咲さん» 美咲さん初めまして!一気読み…っ!!嬉しいですっ!!( ;∀;)ほのぼの目指してるので、とても嬉しいです!更新頑張りますね(*^^*) (2017年9月6日 23時) (レス) id: 89386c8c46 (このIDを非表示/違反報告)
爽歌。(プロフ) - keiさん» こんばんは!いつもありがとうございますヽ(;▽;)ノ早く付き合っちまえよ!とツッコミを入れたくなりますよねぇ(^ν^)ムフフ…焦ったいのはまだまだ続きますので、覚悟して下さい(笑) (2017年9月6日 23時) (レス) id: 89386c8c46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:爽歌。 | 作成日時:2017年8月22日 8時