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動悸か？？って言うくらい心臓が
ドクドク言ってる！！！
そりゃ！そうなるでしょ！！
さっきまでギャーギャー騒がれてた人が
今私の太ももを枕にして目を閉じてるんだから！！
……だめだ！！
一旦、深呼吸しよ！！！
そんな私を余所に彼は
本当に目を閉じてて…
綺麗な横顔が……
…潤くんがこの輪郭が好きって言ってたな。
なんて…ぼーっとしてたら。
ガタンっ！！「や、った！！」
密室に明かりが付いて
エレベーターが動いたのが分かった。
「…あ、の！」
二宮「……」
……え？
……本当に寝ちゃったの？？
……え？でも！この状況で扉が開いたら
大変な騒動になるよね？？
彼も誰かに電話してたし、私も真奈にラインだけは
してたし……
「…あ、の！に、のみやさん！起きて下さい！
動きましたよ！！」
二宮「……」
……本気、寝？？
うそ！どうしよう！！
「……」
真奈「……」
「………」
……そうこうしてるうちに
エレベーターのドアは何もなかったように
開いて……心配してくれてた真奈と、スーツを着た人、そして……「ニノ！！大丈夫？！！」
二宮さんの姿を見て目をパッと開かせて
慌ててエレベーターに乗り込んで来た…すぐに分かった……相葉さん。
真奈「ゆみ！大丈夫？！」
「……う、ん」
「二宮さん！大丈夫ですか？！」
相葉「ニノ！！」
二宮「……ん」
本当に。寝ちゃってたんだ。
…それだけ疲れてたんだろうね。
二宮「……あ。動いたの？」
「……はい」
相葉「もー！心配させんな！」
「……」
二宮「…仕方ねーじゃん！勝手に止まったんだもん！」
「……」
「あの。この事は……」
私の目の前でスーツ姿の男性が
頭を下げる。
二宮さんの温もりがあっという間に消える。
二宮「ごめんね？痺れなかった？」
「……は、い」
相葉「ニノちゃんの事。寝かせてくれて
ありがとね！」
「……い、え」
真奈「…まさかカズと遭遇してるなんて」
「……え？」
二宮「ん？知り合いなの？」
「……」
真奈「…知り合いも何も。親友。だよ、ね？」
「……」
……な、んなんだ？？
この展開は？？
続く
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作者名：niko | 作成日時：2018年7月12日 0時
