９−４ ご主人、おでかけしよう にの ページ5
[にのside]
あめが、たくさん ふる きせつ。
ご主人と、なかなか おでかけ には
いけません。
ほら… きょうも、また、あめ です。
「にーのー。また行こう？
雨の日に外に出るの、辛いでしょ？」
ほんとなら、ご主人と さとしと
おさかなが いっぱい いる ところに
いこうと おもって たのに。
あめの せいで
いけないじゃ ないですか。
がさがさ…
あっ、ご主人が、なにか つくって ますね？
「よ〜し、できた」
これは…
まさき「てるてる ぼーずだ！」
『どっから きたんですか もう(笑)』
まさき「どっからって…
となりから だよ！(笑)」
どうでも いいこと してたら、
すこし、げんきに なれました。
だから。
『まーくん…ありがとう』
まさき「えっ？なに(笑)？
にのちゃん、もう いっかい(笑)！」
『もう いいません！』
「ふふっ…明日は、晴れるといいね」
ええ、ぜひとも。
つぎの ひ。
まぶしい ひかりが、さしこみ ます。
めを あけると…
『ほんとに はれました…！』
うれしく なって、
さとしを おこして ご主人の へやに
おじゃま します。
『わんっ！/にゃお〜ん』
ご主人、おきて ください！
はやく、いきましょう！
さとし だって、
「ご主人〜、おきてぇ〜」
って いって ますよ？
「んー、にの…？どうしたの…」
ご主人が、ゆっくり おきて、
そらを みて、わたしを みて。
「良かったね〜、にの、さとし。
こんなにふたりの
テンションが上がるとは…(笑)」
ぼくたちも びっくり して ますよ(笑)。
ぼくたちが、ご主人の じゅんび して くれた
ごはんを たべおわると、
「おまたせ。じゃあ、行こうか」
あめの きせつ だけど、
はれた ひの おでかけの、はじまり です。
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作者名：嵐夏トロイメライ | 作成日時：2018年5月19日 11時
