８−１ しょう、ご主人と であう ページ46
[しょうside]
ぼくが、ご主人の
ところに くる まえのこと。
いまだって ぼくら あらしは こいぬ どうし
だけど、もっと ちいさい、
うまれた ころ？ の はなし。
ぼくは、さーかすに いた。
ちいさいけど、みんなの なかで
いちばん きたい されてたんだって。
さーかすには どうぶつたち ごとに、
おしえて くれる ひとが いた。
ぼくに おしえて くれる ひとは
とっても とっても わかい
しんじんさん だったんだって。
ほかの ひと より
いっちばん、やさしかったよ。
まいにち まいにち
ちゃーんと れんしゅう してたら、
このなかで いちばん うまいんじゃないか、
って いって もらえる くらいに なった！
まだ、しょー には
でれて いないんだけど。
「頑張ってくれてありがとう！
僕たち二人でこれからもやってこうね！」
おしえて くれる ひとは
こうやって、ちゃんと ほめて くれる ひと。
ほかの ひと からは
あまやかしすぎ！って いわれてた みたい
だけど、ぼくは すっごく うれしかったんだ。
あるひ。
団長「おーい新人！」
「は、はい！」
団「お前らも、ショーに出てみるか！
準備するぞ！」
「〜っ！はいっ！やったね！」
こっちを むいて、きらきらな えがおで
わらって くれた。
そして、すぐに きた
さーかす しゅつえんの ひ。
「い、いこうか‥」
ぼくも きんちょう しているから、
おもいっきり
《ニャアー！》
って さけんじゃって。
そしたら、とれーなーさんも
「ふっ‥。声デカいよ(笑)」
わらってくれた。
それで、ちからが ぬけた みたい。
ぼくたちは、さいこうの えんぎで
おきゃくさんは
「「「ヒューーー！！！」」」
って もりあがって くれた。
おわった あと。
「ありがとうっ！」
とても すてきな えがおで
いって くれたんだ。
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作者名：嵐夏トロイメライ | 作成日時：2018年2月19日 11時
