２−５ じゅん、ご主人と であう ページ16
[じゅんside]
カ「はあ？うちに犬はいませんよ」
？「え、でもさっき鳴いてましたよね？」
カ「聞き間違いですよ、それより
こんなところに来るなんて、
あなたの方が怪しいですね？」
？「あなたの方が‥？えっと、わたしは‥」
なんか、こえが とおく きこえる‥。
ないたら、気づいてくれるかな‥。
もう、ほえる力もないけど、
『ウ〜、ワン、ワン！』
？「あっ！やっぱり！」
カ「おい、待てっ！」
どたばた、ちかづくおと。
ばたん！
？「いたっ！」
カ「おまえ！ここに入るなっ！」
？「あーー、もう！！」
女のひと‥？
？「ここから逃げよう！」
？「おいでっ！」
せいいっぱい うでをのばして、
ないてるみたいにみえた。
おれは‥、
『(うごけ、うごけ！)』
みちびかれるみたいに、
むがむちゅう で、
たぶん、はしれたんだと おもう。
女のひとは、おれをうでに
だきしめたら、すぐにげようとした。
でも、
カ「かえせ！」
あっ、あぶない！
あいつのうでが、めのまえに。
カ「痛ってーーーー！！」
なにが おきたか わかんなかった。
？「ありがとう、今のうち、逃げるよ！」
ひっしに はしって くれるひと。
？「はあ、はあっ。よく、噛み、つけたね、
はやいのに、見えたの？」
『(かみついた？おれが？)』
なんでもいいけど、
よかった、あなたが ケガ しなくて。
？「これ、以上、怪我する、前に
助けられて、よかった‥。」
『ワフッ』
？「おんなじ、こと、考えてた‥？
ふふっ」
こっちみて、やさしく
わらってくれた。
ゆめみたいだなぁ。
ああ‥、なんか、ねむいや。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 39人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：嵐夏トロイメライ | 作成日時：2018年2月19日 11時
