闇のなかで ページ7
[夏目side]
それから３日。
毎晩小物に襲われ、落ち着いたら家へ戻る‥と
いう生活のせいか精神的にとても疲れて
きている。
４日め。
夜の戦いのため二宮さんと仮眠していると、
とんでもない寒さで目が覚めた。
周りを見渡すと真っ暗で、でも横に誰かの
温もりを感じる。
『にゃんこ先生！二宮さん！プーレ！』
和「僕はいますよ、妖怪の二人はいないみたい
ですが」
『ああ、良かった。にゃんこ先生と一緒なら
プーレも大丈夫だと思うんですが』
和「僕もそう思います。どうやって出るか‥
問題はそっちだね」
『あっ、あそこ光ってます、行って
みましょう！』
暗闇のなか、手探りで光のところまで歩く。
かなり距離があり、時々お互いに
『二宮さん？いますか？』
和「夏目くん？どこ？」
と確かめながら進まなければ見失いそうに
なる。
そして、ときたま《ウウウ‥》と低い唸り声が
するのだ。
『急ぎましょう、色々な気配で‥
危険なのもいるかもしれません』
そして、光に包まれる。
『「うわっ！！」』
光があけると、二宮さんに襲いかかろうとする
妖が目の前に迫っていた。
とっさに、
『二宮さんっ！』
腕を引き代わりに前に出る。
『(っ、速い！)』
大きな影がうつりこむ。
思わず目を閉じるが、衝撃はやってこない。
和「プーレ！ダメだ、逃げろ！」
『えっ‥』
プーレが大きくなり自分より大きく黒いものを
押さえ込んでいる。
今にもひっくり返されそうになりながら。
諦めたのか？邪気の力が抜け、プーレをかわし
遠くで構えなおす。
そして。
邪気とプーレが同時に飛びかかる。
『「やめろーーーーー！」』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
嵐夏トロイメライ(プロフ) - 妖狐ゆっちー☆さん» ありがとうございます！続きも頑張りますね！ (2017年8月18日 13時) (
レス) id: 9436848ccf (このIDを非表示/違反報告)
妖狐ゆっちー☆ - 移行ｵﾒﾃﾞﾄｳ(＾▽＾)ｺﾞｻﾞｲﾏｰｽ☆続き､楽しみにしています (2017年8月18日 11時) (レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：嵐夏トロイメライ | 作成日時：2017年8月18日 9時
