にゃんこ先生のお散歩 ☆ ページ47
[にゃんこ先生side]
酒の湧き場所に到着すると、
その美酒を求め、小物妖怪が
今か今かと待ちかまえていた。
そこに、先ほど私を騙した
小物を発見し…
小物《いやー、あれほどの妖怪を騙せる
なんて！私も大物に近づいたか？(笑)》
小《すごいすごい！》
『(低音で)スゴイスゴーイ』
小物《これで、みんなで分けてうまい酒が
飲める！》
小《あやつなら、一気のみだろうな》
『そうかもな〜、うわばみだからな〜』
わざと声を出してみる。
小物《《えっ…》》
ドロンッ！
斑に戻り、威嚇をすると、
小物はすぐにいなくなった。
…が、老妖怪がひとり。
「(ちっ。まあ、よいか。)」
そして…。
ひとすじの光がが湧き酒の場所を照らすと
サァーー………。
静かに、酒が湧き出した。
噴水のように、湧き出る高さが
変わったり、量が変わる。
月明かりをうけ、色も変わる。
『おお…』
まるで…
「水の戯れのようじゃな」
『(うおっ、しゃべった！)』
ドロンッ。
にゃんこ先生へ戻り、
お気に入りのお猪口を取り出す。
湧き出るところから注ぎ、一口、呑む。
『美味い…』
それから、どれくらい呑んだのだろう。
デロンデロンに酔っぱらい、
家に帰ると。
夏「あっ！にゃんこ先生、大変だったんだぞ…
って、酒くさっ！」
夜も遅いのに、夏目が起きていた。
『そんなこというにゃよ〜、にゃつめ〜』
そのまま、すぐに私は眠ってしまった。が、
夏「幻の桜が咲いたんだよ、先生…」
と、夏目が言ったことは、
なんとなく覚えている。
夏目の記憶が流れ込んだのか、
幻の桜のなか、あの美酒を呑む夢を見た。
次の日。
『あーー…』
頭を抱え、小さくなる。
夏「完全な二日酔いだな」
特別編〜にゃんこ先生のお散歩〜 おしまい
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嵐夏トロイメライ(プロフ) - 妖狐ゆっちー☆さん» ありがとうございます！続きも頑張りますね！ (2017年8月18日 13時) (
レス) id: 9436848ccf (このIDを非表示/違反報告)
妖狐ゆっちー☆ - 移行ｵﾒﾃﾞﾄｳ(＾▽＾)ｺﾞｻﾞｲﾏｰｽ☆続き､楽しみにしています (2017年8月18日 11時) (レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嵐夏トロイメライ | 作成日時：2017年8月18日 9時
