にゃんこ先生のお散歩 ページ45
[にゃんこ先生side]
月夜が輝く夜。
『酒がなーーーい！！』
にゃんこ先生の声が、
周りに響きわたった。
湧き場所と思われるところには、
1滴たりとも酒はない。
『にゃ、にゃんで…どうして…』
あまりのショックに
うなだれ、しばし固まっていたが、
小物妖《だーまさーれたー、
だーまさーれたー》
小物妖《ここにー酒などー湧かないぞー》
小物が騒ぎ立てる。
『ぐぬぬ…』
ドロンッ！
『小物のくせに
この高貴な私を笑うとは生意気な！
お前らみんな喰ってしまうぞ！』
口を大きく開けて威嚇する。
小物《ひゃー！お助けー！》
小物妖が散り、自分も落ち着いた頃。
『こうなれば他の酒場に行くしかあるまい』
といって、別の湧き場所へ移動したのだった。
だ、が。
そこに酔っ払った中級ほどの妖が
乱入してきた。
《実は先ほど、とても美味な酒を
呑みまして…。》
『ほう。どこで呑んだのだ？』
《向こうに見える山のてっぺんの
湧き酒でございます〜。
これがほんとに貴重な…》
『にゃんだとーーーーー！？』
本日、2度目の叫び声をあげた。
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嵐夏トロイメライ(プロフ) - 妖狐ゆっちー☆さん» ありがとうございます！続きも頑張りますね！ (2017年8月18日 13時) (
レス) id: 9436848ccf (このIDを非表示/違反報告)
妖狐ゆっちー☆ - 移行ｵﾒﾃﾞﾄｳ(＾▽＾)ｺﾞｻﾞｲﾏｰｽ☆続き､楽しみにしています (2017年8月18日 11時) (レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嵐夏トロイメライ | 作成日時：2017年8月18日 9時
