着いたところ ページ5
[嵐・和side]
『うう‥』
目を開けると、見たことがある景色が見えた。
『あ、れ‥夏目くんとこの神社だ‥』
見渡していると、羽のようなものに包まれた。
振りかえると、巨大化したプーレがそのままで
すり寄ってきたのだ。
『プーレ‥キミは、妖怪だったんですね』
しゅん‥とした表情をするプーレ。
『よかった、俺が寝てる間にいなく
ならないで』
その言葉を聞いて驚いた顔になり、
嬉しそうに駆け寄ってくる。
『あ、まってプーレ、今デカいから止まっ』
ドーン！見事に突進された‥(笑)
『プ〜レ〜？』またしゅんとした顔。
『もう、いいよ(笑)』
ボフン、音を立てていつものサイズに戻った。
すり寄るプーレをなでながら、
『(夏目くんちってどう行くっけ？
とりあえず歩いてみるか)』
肩にプーレをあげて適当に歩いてみる。
この町には確かにたくさんの妖怪がいたが、
目を合わせないようにしていると、
『(ラッキー、今日は関わらなくて
すみそうだ)』
見たことがある家に着くと、夏目くんが
友達二人と話しているところだった。
『(あー、どうしよう、ここまで来たけど‥)』
すると、夏目くんがこちらを向き驚いた顔で
夏「二宮さん！どうしたんですか？」
？「お、知り合いか、夏目？」
夏「ああ、そうだよ」
？「じゃあ、俺らはまた来るな」
「「お大事にー、夏目」」
夏「ありがとう、西村、北本」
二人が帰るのを見送り、
『こんにちは。いきなり来てごめんなさいね？
お大事にって、体調悪いの？』
夏「もう大丈夫です。やっと今日治ったので。
それよりどうしてこっちの世界に？」
家に上がらせてもらい、家で小物妖怪が
起こしたことや追いかけられたことを伝える。
夏「明らかにプーレを狙ってますね」
に「そりゃそうだろう。」
夏「にゃんこ先生、なにか知ってるのか？」
に「こやつは鶏鬼(けいき)というあやかしだ」
『「ケーキ？」』
に「け・い・き！鶏の鬼ということさ。小僧、
ここまでくるのにあやかしに襲われなかった
だろう？」
『ああ、確かに‥。後ろからきたやつも途中で
逃げて』
に「だろうな。そやつは──」
かたかたかた‥
『「「！？」」』
に「小物どもが集まってきたな」
夏「神社の方に行きましょう、あそこなら
小物は入れない」
先に行ってください、と言われ
さっきいた神社に向かい走り始めた。
《イタゾ‥！》
《ツカマエロ！タオセ！》
《イマノウチニタオセ！》
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
嵐夏トロイメライ(プロフ) - 妖狐ゆっちー☆さん» ありがとうございます！続きも頑張りますね！ (2017年8月18日 13時) (
レス) id: 9436848ccf (このIDを非表示/違反報告)
妖狐ゆっちー☆ - 移行ｵﾒﾃﾞﾄｳ(＾▽＾)ｺﾞｻﾞｲﾏｰｽ☆続き､楽しみにしています (2017年8月18日 11時) (レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：嵐夏トロイメライ | 作成日時：2017年8月18日 9時
