礼子の記憶 ページ42
[夏目side]
名「夏目ー！」
名取さんが俺に追い付くと、驚いた顔で
名「花火師を封印している洞窟だ。」
名取さんが道具を準備しに離れているとき、
夏目がそっと入り口に触れると、パリン！
と何かが割れる音がした。
そして。
《ありがとうございました‥》
夢で見た、お爺さんの容姿の妖怪が現れた。
その姿を見たとき、友人帳が熱をもった。
『花火師さん、友人帳に名がありますね？』
花火師《おお、レイコ殿？いや、かすかだが
違うな。血縁の者か。
まさしく。お返し頂けるかね？》
『祖母はもう他界しています。
はい、お返しします。
長いこと名を縛ってすみませんでした』
《我を護りし者よ、その名を示せ》
示された紙をくわえ、両手を強く打ち鳴らす。
そして、集中し息をふっ‥とはく。
《ダルヒィフス、君に返そう。受けてくれ》
礼子の記憶が夏目に流れ込む──。
《明日の花火、一緒に見よう。》
若いダルヒィフスが同い年くらいの女性に
告げる。
「うん。今日は、親に怒られちゃうから
帰るね？」
《ああ。明日、花火さえ見られれば
人とあやかしでも一緒にいられる》
「今日が満月ならいいのに。
そしたら、花火も打ち上げられるんでしょ？」
《そう。満月が一番効果あるからな。》
「楽しみだね！」
じゃあ！といって別れた。
次の日。約束の時間になっても来ない女性。
《遅いな‥なにかあったのか？》
あの子に教えてもらった「てれび」を
つけてみる。
すると、
アナ「昨夜から行方不明の──さん、依然と
して見つからず、」
あの子がうつる。ゆくえふめい？
いなくなったってことか？
《どうして‥》
花火が打ち上がる時間。
《‥送ってやれば‥》
ヒュ────、ド────ン！
《一緒にいようって言っていれば‥》
パラパラパラパラ‥
《お前のために、作ったのに‥》
その横で、半分透けている昨日の
女性が泣きながら静かに花火を
見上げていた──。
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妖狐ゆっちー☆ - やっぱり､詳しい話は思いつかなかったので､嵐夏トロイメライさんにお任せします(*^^*)1000hit越え､おめでとうございます☆(*^o^*) (2017年8月8日 19時) (
レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
妖狐ゆっちー☆ - 嵐夏トロイメライさん» あぁ.....φ(･∀･*)なるほどぉ.…話については､親は妖力が少しあるニノ､どんな話かは…まだ考えられませんかね(^_^;)思いついたら書いてみます(ｏ￣∇￣ｏ)♪ (2017年8月4日 20時) (レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
嵐夏トロイメライ(プロフ) - 妖狐ゆっちー☆さん» 早く出したかったんですけど、いきなりだしてもあれかなぁと思ってちょっと待ってもらってました(笑) あの、嵐が親になる話、誰が良いとかありますか？というか、どんな話が良いかとか教えていただけたら嬉しいです (2017年8月2日 19時) (レス) id: 9436848ccf (このIDを非表示/違反報告)
妖狐ゆっちー☆ - 遂に名取さん登場ですかねッ！☆楽しみです〜☆(*≧∀≦) (2017年7月30日 19時) (レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
妖狐ゆっちー☆ - 嵐夏トロイメライさん» あっ！( ･∀･)b ＯＫです☆ (2017年7月26日 21時) (レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嵐夏トロイメライ | 作成日時：2017年4月21日 22時
