消えかけの花火 ページ34
[夏目side]
西村「夏目ー、お祭りいこうぜ！」
『どこのお祭り？』
北本「ちょっと離れた町なんだけど、バス一本
で行ける灯り火町(ともりびちょう)ってとこ」
『へぇ‥』
北本「あ、田沼も誘ってるぞ、四人で行こう」
田沼「終わりには花火が４０００発打ち上がる
らしいぞ」
『あ、田沼。すごいな。塔子さん達に話して
みるよ。いつ？』
西村「今日！」
『今日！？もうちょっと早く言ってくれよ〜』
突然の話に驚きながらも塔子さんは
「行ってらっしゃい、貴志くん」
と言ってくれた。
金魚すくい、かき氷、ヨーヨー‥
たくさんの屋台が並び、
たくさんの人達が笑いながら
お祭りを楽しんでいる。
ニ「ニャニャ！にゃあ〜ん」
『イカ焼きはさっき食ったろ、先生』
家でお祭りの話すると、
ニ「にゃに！？付いてってやるからイカ焼き
買ってくれ！」
夏の闇夜はあやかしものが多く動き始める。
なるべくそういうところには行きたくなかった
が、最近はこうして誘ってくれる仲間がいて
いきたいと思う事も多くなった。
なので先生の申し出には助かった。
思う存分夏祭りを楽しんだあと‥
ヒュ───‥‥‥ 、 ドオ───ン！
大きな花火がいくつも打ち上げられ、夏の夜空
を彩っていく。
『きれいだな‥』
田『今日は、ちゃんと見えてるか？夏目』
『ああ、大丈夫だよ。』
以前田沼と花火を見たときはとても背が高い
あやかしに邪魔をされ
ほとんど見えなかったことがあった。
それを心配してくれたのだろう。
パラパラパラパラ‥と散っていく花火。
西村「もうクライマックスだな！」
勢いよく花火が打ち上がっていく。
北本「あ、最後の花火！」
一際きれいな花火を咲かせて
花火はすべて打ち上がった。‥が、
一つ遅れて咲いた花火。
空中で３つに割れると不思議な模様を
描き出した。
西村・北本「おおー、すっげー！」
『そうだな‥うん？』
えす、おー、えす‥？SOS？
そして、他の花火とは違い
空にすぐ溶け込むように消えてしまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 14人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
妖狐ゆっちー☆ - やっぱり､詳しい話は思いつかなかったので､嵐夏トロイメライさんにお任せします(*^^*)1000hit越え､おめでとうございます☆(*^o^*) (2017年8月8日 19時) (
レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
妖狐ゆっちー☆ - 嵐夏トロイメライさん» あぁ.....φ(･∀･*)なるほどぉ.…話については､親は妖力が少しあるニノ､どんな話かは…まだ考えられませんかね(^_^;)思いついたら書いてみます(ｏ￣∇￣ｏ)♪ (2017年8月4日 20時) (レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
嵐夏トロイメライ(プロフ) - 妖狐ゆっちー☆さん» 早く出したかったんですけど、いきなりだしてもあれかなぁと思ってちょっと待ってもらってました(笑) あの、嵐が親になる話、誰が良いとかありますか？というか、どんな話が良いかとか教えていただけたら嬉しいです (2017年8月2日 19時) (レス) id: 9436848ccf (このIDを非表示/違反報告)
妖狐ゆっちー☆ - 遂に名取さん登場ですかねッ！☆楽しみです〜☆(*≧∀≦) (2017年7月30日 19時) (レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
妖狐ゆっちー☆ - 嵐夏トロイメライさん» あっ！( ･∀･)b ＯＫです☆ (2017年7月26日 21時) (レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：嵐夏トロイメライ | 作成日時：2017年4月21日 22時
