決断 ☆ ページ32
[夏目side]
意識を取り戻し斑の背中で
目を覚ました夏目が周りを見ると、
変化が解け座り込み静かに泣いているアオナミ
の姿が目に入った。
イ《ごめんなさい、ずっと、ずっと、
騙してしまって‥》
ア「母様‥僕は、人なのですか？
妖怪なのですか？」
イ《今は私の力であなたは妖怪に近い。でも、
本当は人なのです。
どちらを選ぶかはあなた次第》
ア《どうしたら母様を助けられるの
ですか‥？》
イ《人間を選べば私はもうあなたに力を
与えなくてすみます》
冷たく、突き放そうとする母の声。
ア《そうですか‥》
おもむろに立ち上がるアオナミ。
そして‥
母を縛るイバラをまとめて力の限り
引きちぎった。
イ《そんな！アオナミ！》
アオナミの体に薄紫色の光が吸い込まれて
いく。
イ《ダメ、ダメよ！》
ア《母様、僕が選んだ道です。
人として他の家で生きられても、
母様には今までの感謝を返せない。
僕は、この姿で母様にありがとうを
返したい。》
そう伝えると、少年だったアオナミは
母と同じ羽をつけた青年に変わった。
ア《っ‥夏目様、ありがとうございました》
その声を聞くと体がフワッと浮き上がる。
斑《夏目、帰るぞ。目を閉じろ。
絶対に振り返るな、帰れなくなる》
そう言われ、目を閉じる。
次に目が開いた時には田沼の家に
泊まってから３日もたった日だった。
『ん‥』
塔「貴志くん？貴志くん！目が覚めた？
ああ、良かったわ」
『塔子さん‥すみません』
塔「夏風邪ですって。ゆっくり休んで
ちょうだいね」
何か飲む？と言われ、うなずき
体を起こすと暖かいものに包まれた。
塔「良かった‥」
『すみません、』
塔「もう、無理しちゃいやよ」
『はい』
この家や、俺の大切な人に関わることなら
また無理するだろうけど。
その晩、犬の会の妖怪達が
《夏目様をお守りいたします！》と
部屋でチャンチキやり始めたため、
『外でやれ──！(囁き声)』と追い出した。
追い出された妖怪たちは屋根の上で
朝まで夏目を見守ったという。
第３話 〜子守りの子ども〜 おしまい
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妖狐ゆっちー☆ - やっぱり､詳しい話は思いつかなかったので､嵐夏トロイメライさんにお任せします(*^^*)1000hit越え､おめでとうございます☆(*^o^*) (2017年8月8日 19時) (
レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
妖狐ゆっちー☆ - 嵐夏トロイメライさん» あぁ.....φ(･∀･*)なるほどぉ.…話については､親は妖力が少しあるニノ､どんな話かは…まだ考えられませんかね(^_^;)思いついたら書いてみます(ｏ￣∇￣ｏ)♪ (2017年8月4日 20時) (レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
嵐夏トロイメライ(プロフ) - 妖狐ゆっちー☆さん» 早く出したかったんですけど、いきなりだしてもあれかなぁと思ってちょっと待ってもらってました(笑) あの、嵐が親になる話、誰が良いとかありますか？というか、どんな話が良いかとか教えていただけたら嬉しいです (2017年8月2日 19時) (レス) id: 9436848ccf (このIDを非表示/違反報告)
妖狐ゆっちー☆ - 遂に名取さん登場ですかねッ！☆楽しみです〜☆(*≧∀≦) (2017年7月30日 19時) (レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
妖狐ゆっちー☆ - 嵐夏トロイメライさん» あっ！( ･∀･)b ＯＫです☆ (2017年7月26日 21時) (レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嵐夏トロイメライ | 作成日時：2017年4月21日 22時
