礼子の記憶 ページ31
[イザナミside]
森でレイコに勝負を仕掛けられた。
私は、いつも通り夜の見回りをしていた
のだが、普段は聴かない泣き声を耳にし、
いてもたってもいられず駆けつけたのだ。
イ《人の子か‥？こんなに小さい》
どうしようかと考えているうちに、
礼「ねえ、私と勝負しない？」
と言う声が聞こえた。
イ《こんな夜に森を歩き回るなど、人の子が
したら心配をかけるのでは？
早くお帰りなさいな》
礼「あら、あなたは私を見ても驚かないのね。
‥大丈夫、誰も私を心配しないわ
こんなお荷物なんて」
イ《人の子でもたまに視る力を持つ
者はおりますから。
では、勝負して私が勝ったら家に
おかえりなさい。心配しない者はいないわよ、
言わないだけで》
礼「いいわよ、私は強いもの！
その代わり、私が勝ったら子分に
なるのよ？」
イ《ええ、いいわよ》
礼「じゃあ‥この、泣いてる赤ちゃんを
先に泣き止ませた方が勝ちね。
お先にどうぞ？」
イ《あら、ありがとう。人の子が
よくやるのはこれよね、
いないいないばあ〜》
にっこり笑顔をつけると、赤ちゃんは
「ふぇ‥うわーーーーん！」
イ《あ‥あら？》
礼「それっ！こちょこちょこちょ〜！」
すると、赤ちゃんは泣き止み笑い始めた。
そして腕に抱えてゆっくり揺らす。
赤ちゃんは眠りについたようだ。
礼「この子を探しに来たのよ。
あ、これに名前かいてちょうだい。
じゃあね。」
く、悔しい‥。
つぎ、また子どもを見つけたならば
イ《育ててみせる。人としても、
妖怪としても生きられるように》
そして、３匹の妖怪に食べられそうになって
いたアオナミを
人として生きられるように
文字や生活を教え、
妖怪として生きられるように
少しだけ自分の力を分けた。
他の妖怪に人と見抜かれて
食べられてしまわないように。
そうして愛情をかけ育ててきたのだ。
いつか来るかもしれない別れと
アオナミにいつか来る選択の日に怯えるように
なっても。
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妖狐ゆっちー☆ - やっぱり､詳しい話は思いつかなかったので､嵐夏トロイメライさんにお任せします(*^^*)1000hit越え､おめでとうございます☆(*^o^*) (2017年8月8日 19時) (
レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
妖狐ゆっちー☆ - 嵐夏トロイメライさん» あぁ.....φ(･∀･*)なるほどぉ.…話については､親は妖力が少しあるニノ､どんな話かは…まだ考えられませんかね(^_^;)思いついたら書いてみます(ｏ￣∇￣ｏ)♪ (2017年8月4日 20時) (レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
嵐夏トロイメライ(プロフ) - 妖狐ゆっちー☆さん» 早く出したかったんですけど、いきなりだしてもあれかなぁと思ってちょっと待ってもらってました(笑) あの、嵐が親になる話、誰が良いとかありますか？というか、どんな話が良いかとか教えていただけたら嬉しいです (2017年8月2日 19時) (レス) id: 9436848ccf (このIDを非表示/違反報告)
妖狐ゆっちー☆ - 遂に名取さん登場ですかねッ！☆楽しみです〜☆(*≧∀≦) (2017年7月30日 19時) (レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
妖狐ゆっちー☆ - 嵐夏トロイメライさん» あっ！( ･∀･)b ＯＫです☆ (2017年7月26日 21時) (レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嵐夏トロイメライ | 作成日時：2017年4月21日 22時
