洞窟の中で ページ28
[夏目side]
手紙を読み終えるとすぐ、
ア《夏目さん、僕、洞窟に行ってきます、
それで、母をここに連れくるから名前を返して
もらえませんか？》
ニ「行くなよ、夏目」
『俺も行くよ、先生。』
ニ「行くなといっておろうが！」
『多分行ったら分かることがあると思うんだ、
アオナミにも』
ニ「はあ‥、言っても無駄のようだな‥」
とため息をついて丸くなる先生を横目に、
『俺がここに来る途中に大きな洞窟があった
んだ、友達もそこにフクロウのあやかしがいた
って教えてくれた。そこに行ってみるかい？』
アオナミに告げると、場所を思い浮かべて
欲しいと言われ、手をつないでイメージすると
ア《移動します》
風が巻き上がり、一瞬であの洞窟の前にいた。
一昨日よりも強い寒気を感じる。
アオナミも同じようで、怯えているようだ。
ア《か、母様にあわなくちゃ》
勇気を出し、アオナミが一歩踏み出す。
すると、ニュッ‥と細長い妖怪が出てきた。
ア《うわぁぁぁぁ！》
妖怪は動じることなく話し出す。
《イザナギがイザナミを迎えに行った国は
なんだ？》
夏・ア『《え？》』
無表情な妖怪は同じ言葉を返す。
ア《あ、黄泉の国！》
そう言うと、妖怪が微笑んだ。
《中で何があろうとも帰りは
振り返らないこと。もし振り返らば‥
もう２度と帰れぬ》
妖怪は溶けるようになくなった。
ニ「‥それでもいくか？夏目」
『ああ、行くよ』
暗い洞窟を、ゆっくり進んでいく。
ニ「夏目、一歩下がれ」
ニ「小僧、しゃがんで進め」
先生が言うと通り進むと、前に大きな扉が
現れた。
ニ「これは小僧が答えないとならない問題
だな」
扉の前には「探しに来た者の名を告げよ」
と書かれている。
ア《母様の名前‥？》
途方にくれたアオナミの声が響く。
すると、目の前が眩しく輝く。
光が消えると、櫻井さんがいた！
翔「ん‥
あ、夏目くん。待ってたよ」
櫻井さんが優しく二人に微笑んだ。
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妖狐ゆっちー☆ - やっぱり､詳しい話は思いつかなかったので､嵐夏トロイメライさんにお任せします(*^^*)1000hit越え､おめでとうございます☆(*^o^*) (2017年8月8日 19時) (
レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
妖狐ゆっちー☆ - 嵐夏トロイメライさん» あぁ.....φ(･∀･*)なるほどぉ.…話については､親は妖力が少しあるニノ､どんな話かは…まだ考えられませんかね(^_^;)思いついたら書いてみます(ｏ￣∇￣ｏ)♪ (2017年8月4日 20時) (レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
嵐夏トロイメライ(プロフ) - 妖狐ゆっちー☆さん» 早く出したかったんですけど、いきなりだしてもあれかなぁと思ってちょっと待ってもらってました(笑) あの、嵐が親になる話、誰が良いとかありますか？というか、どんな話が良いかとか教えていただけたら嬉しいです (2017年8月2日 19時) (レス) id: 9436848ccf (このIDを非表示/違反報告)
妖狐ゆっちー☆ - 遂に名取さん登場ですかねッ！☆楽しみです〜☆(*≧∀≦) (2017年7月30日 19時) (レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
妖狐ゆっちー☆ - 嵐夏トロイメライさん» あっ！( ･∀･)b ＯＫです☆ (2017年7月26日 21時) (レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嵐夏トロイメライ | 作成日時：2017年4月21日 22時
