☆第３話〜子守りの子ども〜 ページ23
[夏目side]
初夏が近づいてきた５月の終わり、夏目の学校
ではある噂が回っていた。
─七ツ森の奥に、人の姿をした妖怪がいるん
だって─
─夜な夜な赤ちゃんをさらっていってしまうん
だよ、そして、赤ちゃんは帰ってこない─
最初は気にとめないようにしていたが、田沼
との帰り道で不意にその話になった。
田「夏目、赤ちゃんさらいの妖怪って、
いるのか？」
夏「‥さあ‥？聞いたことないぞ」
田「そっか。女子達が噂してて気になってて。
寺の中でも時々気配を感じるようなことも
あってさ‥」
夏「そうか‥先生と見回ってみるよ、田沼が
感じるってことは結構強い奴かもしれないし」
ニ「何をしておるのだ、夏目」
いつの間にか先生のパトロールコースまで
来ていたようだ。
夏・田「ニャンコ先生/ポン太」
ニ「ポン太ではないと言っとろうが！」
と、いつもの掛け合いをする田沼と先生。
夏「‥七ツ森と八ツ原に、行ってみるか」
ニ「ん？なんの話だ？」
ニャンコ先生に田沼との話を聞かせると、
ニ「人の姿の妖怪など、そうそう見かけない
がな。」
夏「そうだよな‥人が好きな妖怪は少ないし」
田「八ツ原に行くなら今日は金曜だし、
泊まっていかないか？２泊してどっちかで
現れるかもしれないし」
夏「２泊もいいのか？ご住職は？」
田「ちょうど泊まり込みで仕事なんだ。」
２日でケリがつくとは限らないが、
搭子さんと滋さんに田沼の家に泊まることを
告げた。
塔子「貴志くん、おかず詰めたから、
お友だちと一緒に食べてね」
滋「いっぱい語ってきなさい、貴志。」
夏「はい、行ってきます」
微笑む二人に夏目も笑顔を返す。
夏「(田沼の家に向かう間に昼間の様子を
見てみるか‥)」
肩に乗せたニャンコ先生に、周りの気配を
探ってもらいながら歩くこと数十分。
ニ「ふむ‥」
夏「何かあったか？ニャンコ先生」
ニ「いや、気のせいだろう」
夏「そうか」
先生が言うなら、と思い、また進み始めたが
１度だけ気になって振り返ってみると、
大きな洞窟がちらりと見えた。
ひゅう、と急に吹いてきた風に、背筋が凍る
心地になる。
夏「‥っ。そろそろ田沼の家に行こう。
あんまり待たせると悪いし」
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妖狐ゆっちー☆ - やっぱり､詳しい話は思いつかなかったので､嵐夏トロイメライさんにお任せします(*^^*)1000hit越え､おめでとうございます☆(*^o^*) (2017年8月8日 19時) (
レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
妖狐ゆっちー☆ - 嵐夏トロイメライさん» あぁ.....φ(･∀･*)なるほどぉ.…話については､親は妖力が少しあるニノ､どんな話かは…まだ考えられませんかね(^_^;)思いついたら書いてみます(ｏ￣∇￣ｏ)♪ (2017年8月4日 20時) (レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
嵐夏トロイメライ(プロフ) - 妖狐ゆっちー☆さん» 早く出したかったんですけど、いきなりだしてもあれかなぁと思ってちょっと待ってもらってました(笑) あの、嵐が親になる話、誰が良いとかありますか？というか、どんな話が良いかとか教えていただけたら嬉しいです (2017年8月2日 19時) (レス) id: 9436848ccf (このIDを非表示/違反報告)
妖狐ゆっちー☆ - 遂に名取さん登場ですかねッ！☆楽しみです〜☆(*≧∀≦) (2017年7月30日 19時) (レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
妖狐ゆっちー☆ - 嵐夏トロイメライさん» あっ！( ･∀･)b ＯＫです☆ (2017年7月26日 21時) (レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嵐夏トロイメライ | 作成日時：2017年4月21日 22時
