☆第2話〜双子の神様〜 ページ15
[夏目side]
ある春の日。夏目はニャンコ先生と桜でも
見ようと外へ散歩へ出た。
二「夏目、少し早かったのではないか？」
ニャンコ先生の言うとおり、他の地域では咲き始めている桜も、ここではまだ三分咲きくらいだろうか。
夏「そうだな‥」
中級達に、
一つ目《夏目様ー！もう桜が咲き始めましたぞ！花見といたしましょう！》
牛顔《おっはなみ！さっけのみ〜？》
と言われたので
夏「酒は飲めないけど、花見はいいな」
と思い、来てみたのだ。
夏「せっかく来たけどまだ早かったから帰ろうか」
二「にゃに！？この私に来させて
酒も飲めないまま帰るだとぉ？
七辻屋寄れ！そして団子買え！」
夏「花見のときに買ってやるから、帰るぞ
先生」
後ろで「ぃやだ、団子、団子ぉ〜」
と転げ回る先生を放っておいて歩き出す。
すると、弱って動けない子犬を見つけた。
夏「どうしたんだ、こいつ‥」
手をのばして子犬の体に触れようとすると
子犬「ゥーーー、ワゥッ‥！」
弱々しくも威嚇し、人が近づくのを
嫌がる。
夏「誰かに捨てられたのか？でも、お前を置いていけない」
どうしようか‥と悩む夏目。
塔子「あら？貴志くん、どうしたの、こんなところで」
夏「塔子さん。花見しようかなと思って‥買い物帰りですか？」
塔子「ええ。花見‥にはまだ早いみたいね。
それに、この子は？」
夏「大分弱った子犬みたいで‥でも近づくと
威嚇して触れなくて。
連れて帰ってやりたいんですが」
塔子「そうねぇ。ちょっと荷物持ってて
くれる？」
塔子が手をのばすと、子犬はまた威嚇の声を
出す。
塔子「だ〜いじょうぶよ。うちで
休んでいってちょうだい」
すると子犬は威嚇をやめ、大人しく塔子に
抱えられた。
家に戻り、夏目が部屋で温めた牛乳を
飲ませると子犬は驚くほど元気になった。
？《ふぅ‥やっと食い物にありつけたぜ》
子犬には似つかわしくない野太い声が聞こえ、
夏「お前‥妖怪か？」
目の前の子犬？に問いかけると、おろおろ
し始め、「クゥ〜ン」と
子犬らしいなき声を上げた。
二「クンクン‥貴様、あやかしものだな」
？《なっ！違う！》
夏「妖怪だな。しゃべったぞ今」
？《‥ばれたか。お前、妖怪が見えるんだな、ならば頼みが》
夏「元気になったら帰れよ。すまないが、妖怪の頼みは聞かないようにしてるんだ」
？《そこをなんとか！》
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妖狐ゆっちー☆ - やっぱり､詳しい話は思いつかなかったので､嵐夏トロイメライさんにお任せします(*^^*)1000hit越え､おめでとうございます☆(*^o^*) (2017年8月8日 19時) (
レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
妖狐ゆっちー☆ - 嵐夏トロイメライさん» あぁ.....φ(･∀･*)なるほどぉ.…話については､親は妖力が少しあるニノ､どんな話かは…まだ考えられませんかね(^_^;)思いついたら書いてみます(ｏ￣∇￣ｏ)♪ (2017年8月4日 20時) (レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
嵐夏トロイメライ(プロフ) - 妖狐ゆっちー☆さん» 早く出したかったんですけど、いきなりだしてもあれかなぁと思ってちょっと待ってもらってました(笑) あの、嵐が親になる話、誰が良いとかありますか？というか、どんな話が良いかとか教えていただけたら嬉しいです (2017年8月2日 19時) (レス) id: 9436848ccf (このIDを非表示/違反報告)
妖狐ゆっちー☆ - 遂に名取さん登場ですかねッ！☆楽しみです〜☆(*≧∀≦) (2017年7月30日 19時) (レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
妖狐ゆっちー☆ - 嵐夏トロイメライさん» あっ！( ･∀･)b ＯＫです☆ (2017年7月26日 21時) (レス) id: 9dded9e32a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嵐夏トロイメライ | 作成日時：2017年4月21日 22時
