幸せ

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放課後









亜嵐「どうしよ、緊張する」


A「……なにモジモジしてんの。てか、私たち今かなり怪しいと思うんですけど」





講義をしてた教室の前にちょうどまみちゃんがいて、友達と話してるとこを柱の裏に隠れて見ている私たち。


取ってる授業も調べてあげた。
これじゃあ、もはやストーカーレベル








亜嵐「待って、もうちょい。すぐに覚悟決めるから」


A「早くしなきゃ行っちゃうって！」


亜嵐「いやでもさ、この人いきなり何！きもい！とか思われたらどうしよう」


A「………はぁ」







こんな風になってる亜嵐初めて見たから、あぁ、本当にあの子に恋してるんだって実感してため息しか出ない





亜嵐と知り合った頃から、友達だってまだ思ってた頃からこの人には幸せになってほしいって思ってた



いつも笑っててほしくて、それが私とじゃなくても…






A「もう！今の亜嵐のほうがよっぽど気持ち悪いから。ほら！早く行ってこいっ！！！」


亜嵐「…え？………っうわ！！」






勢いよく横から背中を押した。






頑張れ、亜嵐






私はとっくに知ってたよ、亜嵐がその子に恋をしていることなんて。

いつか本当に好きな子と付き合って私と友達じゃなくなっていくのかもって覚悟だって、少しはしてるつもり








まみちゃんの前でときめいている亜嵐を見ていられなくて、私はそのままその場から離れた








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