幸せ

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涼太side









金融系は大変って聞いてたけど、想像以上に夏休みが忙しい


Aちゃんとたまに連絡はとってるけど全然会えてない






…会いたいな




ご飯誘ってもいいかな、でも忙しいかなとかいろいろ考えて携帯とにらめっこして、俺めっちゃ乙女やん






❲ Aちゃん、時間ある時ご飯でもどう？ ❳




送っちゃった…




いつも連絡するときドキドキして恋してるなぁって思う




はじめてAちゃんに会ったときは普通に可愛い子だなってだけの印象だった


好きになるなんて思ってなかった


すっごい人見知りで亜嵐くんがいなくなると全然話さなくなっちゃうし、仲良くなれないだろうなって。





でもいつも自分のことは後回しで、他人の気持ちばっか優先して、Aちゃんのことを知るたびに涼太くんって呼ばれるだけでドキドキして、気付いたら好きになってた




Aちゃんのこと好きになって、Aちゃんは亜嵐くんのことが好きだって気付いた



でも諦められなかった


俺にとっても大事な存在なんだ








❲ 今日暇だよー！今図書館で履歴書書く練習してる！ ❳



❲ え！じゃあ俺も図書館行く！30分くらいで着きます ❳



❲ はーい！ ❳





やば、Aちゃんに会える
今日何もなくてよかった





＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿





涼太「お待たせ！」


A「久しぶり！ごめんね、大学まで来てもらっちゃって」


涼太「ううん、図書館行こうかなって思ってたところだったから」


A「図書館ってけっこういいね、集中できる」


涼太「意外と使ってる人少ないからね(笑)履歴書どう？」


A「全然うまく書けない…涼太先生、添削お願いしますっ」


涼太「先生ってほど俺もうまく書けないけどね(笑)見して？」





いつも俺のことすごいすごいって言って頼ってくれるのが嬉しくて、Aちゃんの前では背伸びしてしまう




俺のこと利用してくれてもいいから、亜嵐くんのことなんか忘れちゃいなよ




って言ったら困らせちゃうかな…







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