幸せ

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久しぶりに亜嵐に会う



今日授業がないから昼間に美容室行って、少し髪切って巻いてもらったりとか、ちょっと女の子っぽいことしてみた







亜嵐「よっ！」


A「……久しぶり」


亜嵐「あーあ、Aが涼太とばっか遊んでるから俺寂しかったな〜」


A「そっちだってまみちゃんと遊んでるんでしょ」


亜嵐「まぁ、そうだけど…。何食べたい？ハンバーグ？」


A「ハンバーグ昨日食べた」


亜嵐「高校の頃は何食べたいか聞くと毎日でもハンバーグって言ってじゃん(笑)」


A「だって美味しいもん、ハンバーグ。」


亜嵐「今日は居酒屋でいい？なんでもあるし」


A「うん、いいよ」






涼太くんが連れてってくれるオシャレなお店もいいけど

亜嵐と行く居酒屋のほうがなんとなく落ち着く。






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亜嵐「…でさ、その彼めっちゃ連絡してくるらしくて、まみちゃん多分俺のことは好きなんだろうけどまだゆらゆらしてんの。」


A「それ聞いた、３回目。」




さっきからまみちゃんの同じ話を何回も繰り返してる

ちょっとお酒も入って、酔っぱらってるみたい





亜嵐「そうだっけ(笑)あ！終電何時？」


A「…まだ全然あるよ。大丈夫」


亜嵐「ん、よかった！でさ、ゆらゆらしてるくせに俺といると落ち着くとか、かっこいいとか普通に言ってくるし、よくわかんねーよなぁ」







まみちゃんの話は本当は聞きたくない




それでも聞き続けるのは、会えなくなるよりはまだマシだと思うから。

私だって亜嵐の力になりたいし、幸せになってほしいって思う。





でも私が本当に聞きたかったのは、まみちゃんの悪口でも、終電の話でもない



今日髪型ちょっと頑張ったのにな、全然気付いてないや。



似合ってるよって、言ってほしかったなぁ…







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