兄がグループを家に連れ込んで

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顕嵐side




.




顕嵐「ふぅ…」









調理から洗い物まで済ませ、一段落ついた。









こっちから呼んだんだから、

家のことは自分でしたかったし、もてなしたかった。








顕嵐「Aちゃん？」









テレビが付けっぱなしになってるけど

さっきからその音しか聞こえないから呼んでみた。









…寝てるのか。









どうりで音が聞こえないわけだ。笑









…それにしても寝顔可愛くない？









さっき撮られた仕返しに撮ってやろ。









「…ん、」









あ、やべ、シャッター音で起こしちゃった。









「…あ、ごめん、寝ちゃった」




顕嵐「大丈夫だよ、緊張してた？」




「ちょっとだけ、ご飯食べたら落ち着いて
そのまま寝ちゃった」









へへっ、て照れたように笑う。









…あー、キスしたい。









でもその欲は奥に仕舞い込めるだけ仕舞い込み、

平常心を保った。









顕嵐「そんな緊張する所じゃないよ？」









その瞬間、唇に違和感を感じた。









その時はAちゃんの顔がすぐ近くにあって。









「…ごめん」









ああ、キスされたんだって。








顕嵐「…いや、大丈夫」









ていうか何だよ、それ！









待って、今頭の中パニック状態。









シンクロしたってこと！？









いや、嘘だろ！？








ありえないありえないありえない。








でも、どことなく出る雰囲気が

出来事の事実を物語っていた。

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