兄がグループを家に連れ込んで

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貴方side




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私が消すのかと思ったら

顕嵐くんの手によって電源は落とされて。









それが勝利くんを、セクゾを好きだって

気持ちを否定されたみたいで悲しくなると同時に

怒りがこみ上げてきた。









「なんなの、何がしたいの！」




顕嵐「こっち見てくんないからさ」




「今は話したくないの、
お兄ちゃんと話してれば？」




顕嵐「今はAちゃんと話したい」




「私は話したくない、出てってよ」




顕嵐「…じゃあ、何でそんなに泣いてるの」









なんだ、そういうことか。








さっきから目頭が熱いと思ったらそういうこと。








「お願いだから、…出てってよ…」




顕嵐「ほっとけないよ、何で泣いてるの…」









そんなこと、分かんない。









分かんないけどぽろぽろ零れてくるの。









腕で涙を拭っているとそれが退かされ、

何かと思えばベットに転がっている私にキスをした。









顕嵐「ごめん…」









申し訳なさそうに顔は離れたけど

自然と涙は止まっていた。









顕嵐「じゃあ俺、下行くね…」




「待って、私も行く」









顕嵐くんについていきながら下に行くと

お母さんとお兄ちゃんが何やら

私たちを見ながらにやにやして話してて。









「何の話？」



長妻「別に何も？」




「…ふ〜ん」

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