自担と道端でぶつかりまして 2 (ページ15)

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道端65 ページ15

あなたside

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唯「なるほど、納得」

いや、納得しちゃダメでしょ…

納得すれば話は早いけども

顕嵐「じゃあ俺、帰ります」

相葉「え～、ゆっくりしてきなよ～！」

顕嵐「いや、でも、長居しちゃ悪いので…」

相葉「そう？また今度ね～」

顕嵐「お邪魔、しました」

まだ緊張してるの笑

まぁ、しょうがないか

嵐だもん、あの！嵐の相葉雅紀だもん

お父さんとお姉ちゃんは玄関までだったけど

私は少し先まで送ることになった

顕嵐「なんかさ、今度からお前の家行くたんびに緊張すんだけど」

「何で？」

顕嵐「いや、だって相葉くんいるかもしれないじゃん」

「あ、そっか」

この場合は私が顕嵐くんの立場でも

緊張したと思う

そうすると義理だけど

お父さんがお父さんだってことはすごいんだなぁ、

って改めて実感した

顕嵐「昨日からだけど、今日はありがと」

「何急に」

顕嵐「なんか言いたくなった笑」

「…そっか」

そして少しの間、沈黙が続く

顕嵐「…ねぇ、キスしていい？」

「えっ//」

顕嵐「ていうか、する」

「ちょっと、待って、ここ道端！」

顕嵐「お前に拒否権ねぇから」

あまりにも真剣な瞳に

吸い込まれそうだった

そしてしばらく見つめあってると

いつの間にか唇が重なってて

顕嵐「ここでいいよ、また今度な」

頭の上に手をぽんっ、と乗せて

返事をする間もなく私に背を向けて歩き出す

顕嵐「あっ…！」

そんな大きい声を出して

またこちらに向かってきて、

私の耳に顔を近付けた

顕嵐「1ヶ月記念日、楽しみにしとけよ」

そう耳元で囁いて

じゃあな、って私に小さく手を振って

歩き出した