トライアングル２ (ページ7)

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~7~kazunari side~ ページ7

｢…A？｣

You｢ごめん、ちょっと用事あったの忘れてた。
先帰ってて｣

｢は!? A?!｣

わっかりやすいウソついて逃げたA。

目線の先には…櫻井？

｢…原因はコレね。｣

なんとなくAが櫻井のこと気にしてるのは知ってた。

幼馴染みだからそーゆーのわかっちゃうんだよね。

Aを追いかけたいけどもういないし。
とりあえずあいつはこーゆー時家にだいたい帰ってるから多分いま家だし。

家帰るか。

そう思った時電話がきて。

｢姉ちゃん？わざわざ電話なんて珍し｣

和姉｢いやーさ！今カズの部屋に行ったのよ！｣

｢なんでだよ。てかいつ日本帰ってきたのよ｣

俺の姉は一人旅するって言って大学卒業したら行っちゃうっていう少し発想がぶっ飛んでて。

和姉｢それはいいとして、カズの机の上の写真見ちゃったんだけど～カズの隣に写ってる子って櫻井くんじゃない?!｣

｢…は？姉ちゃん知り合いなの？｣

写真ってのは二学期に入って少したった時に撮った写真で、Aが飾ってとけって置いてったやつだっけ。

和姉｢知り合いも何もさ！櫻井くんのお父さん多分、Red Rose ホテルの社長さんでしょ!?
なんか仲いいなら今一緒にいるかなぁって…｣

…Red Roseホテルって、世界各地に置いてる誰もが憧れる高級ホテル？

ってことは櫻井はそのホテルの後継者って訳ね？

和姉｢ねぇ聞いてんの!? ｣

｢あとは家帰ってからにしてくれる？｣

無理やりぶちぎって。

それならさっきのと辻褄が合う。

あんなに高級店にいてもおかしくないし、
女がいてもおかしくない。

でも、なんでこんな平民が行くような学校に通ってるのよ。

なんで、他の女子とは関わらないのに、
Aにだけ関わるのよ。