【MASHLE】2 イーストン魔法学校？ホグ〇ーツじゃなくて？

77話 ページ33

目的の部屋に到着したようだ。
意味深な言葉で会話が終わってしまった気がするが
もしかしてこの人も家族関係拗らせてるタイプか？

「ここまで案内すればいいだろ、俺は用があるから行く。」

『あ〜…、もしフィン君の事で聞きたい事があればお伝えしますよ。
本人に直接聞くことが一番だと思いますけどね。
彼の幸せには貴方の存在も必要な気もしますし…。』

「……あの家の連中らしくない奴だ。

もしフィンに何かあったら一番に俺に知らせろ。
あと、フィンの気に入ってる菓子とか
好きな服のブランド、
出かける曜日、
好みの朝食……ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ」

『ちょっと、流石にそこまで知りませんて。
貴方実はかなりのブラコンですね？』

「………ちがう」

エイムズ兄はフィン君のことになると急激に饒舌になり始めた。
さてはこの人そんなに怖くないな？
どうもこの国のお兄様は不器用な人が多いみたいだ

『ここまで案内して頂きありがとうございます。
後日機会がありましたら、お礼に加えて聞いておきますね。』

「親切とお節介は違うぞ。
…俺は暇な時は基本うさぎ小屋にいる」

そう言い残して、エイムズ兄は移動魔法により姿を消した

えぇ…あのタイプでうさぎ小屋って…狙ってるだろ…

1人残されたAは、また変な人に関わったことを後悔しつつ、案内された応接室で待たせてもらうことにした。

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