【MASHLE】2 イーストン魔法学校？ホグ〇ーツじゃなくて？

71話 ページ27

『アビスさんもご立派でしたね。
するべきこと、と分かっていても自分を犠牲にできる人なんてそうそういません。
貴方は間違いなく素晴らしいことをしましたよ。』

『(主人のために人を襲うヤバい人でもあるけど… )』

と内心思ったが場の空気を読んで飲み込んだ。

「え…、あ…、貴方は本当によくわからない人だ…
初めて会ったあの時も…貴方を襲った私をまるで子供のように扱うんですね」

「確かに…Aちゃんはたまにお母さん見たいな雰囲気があるよね」

ツッコミ疲れしていたフィンくんが復活し会話に混ざる
まあ事実中身はみんなより年上だしね

「母か…。貴方みたいな人が母親であればきっと子供は幸せでしょうね」

少し物憂げそうな表情を見せてアビスさんが言う
え…そんな顔でそんなこと言われたら母性本能がくすぐられるんですけど

『私でよければいつでも撫で撫でしますよ？』
「え！？ちょっやめ！、わぁ、うぅ……」

アビスさんは初め若干抵抗してきたが、いざ撫で始めるとおとなしくなった
うわぁ、髪の毛サラッサラだ。なんでこの長さでキューティクル保ってんだよ

「あの…一応私…貴方より年上なんですけど…」

『まあまあいいじゃないですか、
一夜に身を寄せ合って過ごした中でしょう？』

「はぁ！？ちょっと、い、言い方ってものが、あるでしょう！？」

「え…仮面さんとAちゃん、そんな仲だったの…衝撃…。」
「きゃー！ハレンチですよ！！Aちゃん！！」

「マッシュくん？違いますからね？
貴方ね〜っ！！いい加減からかうのやめてください！！」

『プッあはは！あ〜おもしろ』

「もが！もご！(俺もスッゲー頑張たぞ！！)」

「ドットくん、無理に喋っちゃダメですよ！！」








「不思議だ…。あのアビスが普通に女性と話せているなんて。
やはり彼女は本当に面白い子だ。取引を持ちかけて正解だったね
ねぇ、母さん」
「そりゃあまあ、俺の妹だからな。」
「違う、俺の親友だ。」

祝勝パーティーは賑やかな時間が流れていった

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