【MASHLE】2 イーストン魔法学校？ホグ〇ーツじゃなくて？

67話 ページ23

『そういえば病院の先生に言われたんですが、早い応急処置のおかげで大事に至らなかったと言ってたんですけど …応急処置したのってランスくんとワースさんですよね？見ましたよね？』

「………俺はシスコンだからノーカンだ。」

『何その理論！？』

学校に着く頃には無事仲直り(？)した2人であった。

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『ああ〜学校の廊下が懐かしく感じますねぇ
やっぱり平和が一番だ』

「随分とババくさい発言だな」

『ばばっ！？今のは流石に傷つきましたよ！？』

ランスくんと共に久しぶりの平穏な学校を噛み締めていると廊下の先で誰かが口論をしているのが見えた。


「そんな魔法も使えない澱んだ血を庇うのか？フィン？」

あそこにいるのはフィンくんとマッシュくん、それにボリュームのあるリーゼントヘアーをした知らないアドラ寮の男子がいた。

『あの人随分と酷い言葉を使いますね。まさか、マッシュくんのことを言ってるんじゃ…って、ちょっと？！』

横にいたランスくんはカツカツとマッシュくん達の元へ行く
まさかまた乱闘騒ぎを起こすんじゃ…

《うるさい！！》

フィンくんの声が廊下に響く。
おお、あのフィンくんが声を荒げるなんて…男らしいところもあるなぁ

ドシャッ

『(あっランスくんがグラビオるった。)』

せっかく奮いたったフィンくんの覚悟が無駄になってしまった。

「「あ、」」
「ランスくん！…それにAちゃんも！」

「いきなり何しやがんだ！」
「お前が俺の気に触った。それだけだ」

私はひらひらとフィンくん達に手を振る
いつものランス節が今日も効いているなぁ
素直に友達を馬鹿にしたからっていえば良いのに…

ぺっ！

私の後ろからリーゼントさんの頬に何か飛ばされる
後ろを振り返るとレモンちゃんと車椅子に乗せられ全身包帯ぐるぐる巻のドットくんがいた。

「レモンちゃんと…ド、ドットくん！！？？」

「どうやらドットくんは、見た目以上の大怪我だったらしいんです。
肋6本、頭蓋陥没、両腕両足複雑骨折、血豆、火傷、内臓複数損傷…」

『むしろなんで生きてられたの？』

シクシクと泣いているレモンちゃんの背中を撫でる
これもはや生きてるのが奇跡だろ
私の知らないところで一体どんな乱戦があったんだ…

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