【MASHLE】2 イーストン魔法学校？ホグ〇ーツじゃなくて？

63話 ページ19

「僕たちがアドラ寮からコイン狩りをしていた時、最後まで３枚ほど持ち主がわからず仕舞いだったんだ。
結局コインはすべて”彼”に奪われてしまったけどね。」

『は、はあ…』

「君はさっきコインを持っていないと言っていたが…
僕の予想では、その最後の３枚はAさん、君が持っているんじゃないかと思っていてね。」

『……ん？いやいや、何をおっしゃっているんですか。
私は賭けの決闘なんて一度もしたことありませんよ？』

急に全く心当たりのないことを疑わてしまった。
私は初めから一貫して魔法を学べればなんでも良い派だ
そんな覇権争いに巻き込まれたくはない

「コインの獲得方法は決して決闘による奪い合いだけではないよ
この新聞を見てご覧。
今年に入ってから魔法薬学会に激進的な発見が連続して起こったと書かれているだろう。
しかもその発見者は我がイーストンの一年生とだけ記載されている。
発見者は匿名を希望したらしいじゃないか。」

『…あ〜…。』

じわりと背中から汗が滲み出るのを感じる
そういえば魔法薬学の課題のレポートを提出したところ、先生がべらぼうに褒めてくれてたな…。
そのあと学会に出したいって言われたので匿名でいいならとOKを出してしまった。

あれ、やばいぞ。段々と心当たりが出てきてしまった。

まるで推理で犯人を追い詰める探偵かのようにウォーカーさんはこちらを詰めてくる

「それで色々調べてみたところ、それらしきレポートのコピーを見つけてね。
ほらこれ、名前の記入欄に…。君の名前だろう？」

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レポート提出後

『…？先生これはなんですか？」

「いやはや、学生のうちにこんな大発見をするなんて前代未聞だよ！
これは、君の成果の勲章さ！同時に３枚なんて本当に誇らしいことだよ。」

『はあ、ありがとうございます。』
(なんだこれ、メダル？記念に取っておくか)

〜回想終了〜

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全て思い出し、手をポンっと叩く

『あ、冷蔵庫にマグネット代わりで貼っつけてる奴か』




「マ、マグネット？」
「君の妹、大丈夫かな…？」
「いや、俺の妹天才かもしんねぇ」

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