【MASHLE】イーストン魔法学校？ホグ〇ーツじゃなくて？ (ページ49)

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44話ページ49

『では、よろしくお願いします。』

そう言ってユニコーンの角を握る。
やはりいま、”思考を読み取る”と言ったな。…ならば。

《どれどれ…ん？》

(アドラ寮アドラ寮アドラ寮
アドラ寮アドラ寮アドラ寮
アドラ寮アドラ寮アドラ寮)

《え、なにこわ》

(アドラ寮に入れないとやばいかも？！
アドラ寮に入れないとやばいかも？！
アドラ寮に入れないとやばいかも？！)

《うるさ！？なにこれ、迷惑な連投タイプのスパムじゃん！？》

(アドラに入れたら100万当たります！
アドラに入れたら100万当たります！
アドラに入れたら100万当たります！)

《だめだよ！？そういうの小さい子ひっかかるんだから！！ちゃんと犯罪だから！！
〜〜っ！！ええい！わかったわかった！！お主は【アドラ寮】じゃ！！》

よし！！うまくいったな。

その名も【脳内迷惑コメントだらけ作戦】である。
オタクの脳内は常にうるさいため、こういうのは得意だ。
あえてうるさくすれば思考もうまく読めないだろうと思ったが計画通り。

こうして私はなかば不正をしつつも
無事【アドラ寮】に入ることができたのだ。

〜回想終了〜

「…Aちゃんって意外と脳筋的なところもあるんだね…」
「ある意味信念の強さはあるから、アドラに振り分けられたのはあっているのかもな…。てか、半分以上何言ってるか分からなかったんだが。」

・
・
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［討伐試験から数日後］

時計は深夜を周り、廊下を照らすのは月明かりのみ。
今夜は満月で、足元を照らすには十分だ。

いや、十分過ぎた。

煌々と照らす月明かりは、見たくもないものまで照らしてしまう。

ﾋﾟﾁｬﾘ

まるで水たまりを踏んだような音が廊下に響く。

ただ、その水たまりは鉄臭くて赤黒い。
廊下に続く水のようなもを辿っていくと、そこには人が倒れていた。

そして、”それ”を見下ろす不思議な仮面をつけた者が1人。

不運な事にAは
この人かどうかもわからない”何か”と対面してしまった。

『……新種のディメン○ー…？』

「…？」

これは流石に死んだかもしれない。
ごめんなさい神様。
できれば来世はス○イプ先生のシャンプーに生まれ変わりたいです。