【MASHLE】イーストン魔法学校？ホグ〇ーツじゃなくて？ (ページ48)

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43話【寮分けユニコーン】ページ48

［寮わけの儀式当日］

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

「今から、新入生は寮分けを行います。」

無事編入試験をクリアした受験者たちは広間へ集められていた。

イーストン魔法学校の寮分けの儀式は
ユニコーンが生徒の思想や思考を読み取り、
その生徒が最も適している寮へ振り分ける。

…つまり帽子が馬になったってわけか。めっちゃ面白いじゃん。
寮の数は…三種類。

勇気と信念【アドラ寮】

知性と勤勉【オルカ寮】

才能と自尊心【レアン寮】

ふむふむ。つまりグリ○ィンドールはアドラ寮でス○ザリンはレアン寮っぽいな。
オルカ寮は○イブンクローよりか？…ハッフルパ○だけリストラされとるやん

ちなみに私の推し寮はグリフィン○ールだ。王道だって？
たしかに一時期はレイブンクローやスリザリンに憧れる時期もあったが、
長年見続ければ結局王道に戻ってきてしまうものだ。
ハッ○ルパフは…うん。穴熊って可愛いよね。

せっかくなので、ここはアドラ寮に入寮したいところだ。
しかし、それには一つ問題がある。

ハリ○タファンであれば誰もが一度はやったことがあるであろう
某公式の組分け診断サイトにて、
私は百発百中でレイブンクローに分けられた。

つまり、素直に思考を読まれてしまうと
この学校ではオルカ寮に振り分けられてしまう確率が高い。
だが、ここは一かバチかあらがってみるか。”あの主人公”のように。

「つぎ、A・マドル！！」

ちょうど名前が呼ばれた。
私は返事をして、ユニコーンの前に立つ。

《ほう、君はあの家の子かね。》

おお！骨しかないのにしゃべっている。やっぱり魔法の世界は面白いな！！

『あまりそこは考慮しないでいただきたいですね。』

《ほほほ。わかっておる。わしはその生徒の思考を読み取って判断する。
血など、あくまで入れ物にしか過ぎん。》

さすが、長く生きている(？)だけあって聡明な考えをもっていらっしゃる。