【MASHLE】イーストン魔法学校？ホグ〇ーツじゃなくて？ (ページ47)

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42話ページ47

討伐の課題が終わり、初めの広場に戻るとマッシュくんが全身傷だらけになっていた。

「マッシュくん大丈夫ですか！？すごい怪我！」

レモンちゃんがマッシュくんを心配して駆け寄る。
残念なことに"そのまさか"が的中してしまったようだ。

しかし無事に返り討ちにすることができたようで、
討伐した星型サソリと合わせて計３枚の銀のコインをゲットしていた。え、普通にすごくね？？

ひと段落がつきみんなで談笑しているとレモンちゃんがある男の子を心配して駆け寄っていった。

…？あの子、どこかで見たことあるような……

「ツァーーーーア"ア"ア"」

赤い髪にヘアバンドをつけた少年が奇声をあげる。
この感じ……あっ

『あ！！き、君は…生きていたの！？』
「ヘ…？俺？」
『君、編入試験の迷路で会いましたよね？しかも土壁に潰されてたはずじゃ…。』
「…あー。そういえば最後の試験、初めの記憶がないんっスよ。気がついたら埋もれてて。
爆発させてすぐに出れたけど。」

よ、よかった。潰された衝撃であの時(プロポーズ)の記憶は無くなっているようだ。

「あれ、もしかして今のナンパか…？俺ナンパされたのか…！？」
「違うでしょ。」
「んだとごら！！きのこ頭ァァァ！！」

ヘアバンドの少年はドットくんと言うらしく、マッシュくんが気に入らないのかずっと叫んでいた。

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「先ほど小耳に挟んだんだが、レアンの奴らがアドラを中心に級硬貨(コイン)狩りをしているらしい」

ドット＆マッシュのやり取りをぼーっと眺めていると急にランスくんが物騒な話をきりだした。
レアン寮の生徒が銀のコインを持ったアドラ寮の生徒を狙って、襲っているらしい。
まぁ、私には関係ないし気にしなくて良さそうだ。

「そろそろ始まるかもしれないな。レアンの中枢を担う七魔牙(マギア・ルプス)とのコイン争奪戦が」

「マギア・ルプス…
僕も１２歳くらいの時、そう言う設定考えてた。」

「そうか…。」

…っく！！やめてくれ！！私も思い出したくもない黒歴史が！！
なんて頭を押さえていると寮分けの時の話に移る。
ここ最近は毎日が濃すぎて、あの日を思い出すのにも懐かしさを感じる…歳かな。

「そういえば、Aちゃんがアドラ寮ってちょっと意外だよね。魔法薬学の課題を見た感じ、オルカ寮のほうがぴったりな気がするし」
「忘れがちだが家はあのマドル家だしな。家系の者は皆レアン寮出身で有名だ。」
『あー、あの時はですね…』

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