【MASHLE】イーストン魔法学校？ホグ〇ーツじゃなくて？ (ページ44)

今日:26 hit、昨日:94 hit、合計:204,245 hit

39話【討伐ミッション】ページ44

…ピ……ピピ…ピピピ

ああ、うるさいアラームの音がする。早く起きなきゃ…

ピピ…ピピピ…ピピ

今日は朝の講義があるし、ゼミも参加しなくちゃいけないし…

ピピピピピピピッバン！！

『っじゃない！！』

勢いよくベットから起き上がり、急いで身支度をする。
寝ぼけて前世の記憶と混乱していたが本日の授業は確か寮合同の課外授業だったはず…！
現地集合の予定だからいつもより早く出なければ間に合わない！

「Aちゃーん起きてますか？あれ、寝坊なんて珍しいですね。」
『ごめんねレモンちゃん。さきに行ってもらっていいから」

既に準備を済ませていたレモンちゃんを先にいかせて私も後から追いかける。
昨夜はマッシュくんの天然タラシムーブを思い出してろくに眠れなかった。
…少しレモンちゃんの気持ちもわかった気がする。

ほぼないような体力を無理やり絞り出して学校内の森へ向かい全力ダッシュ。

(よかった。なんとか遅刻せずにすみそうだ。)

森の前の広場に着くと
既にほとんどの生徒が集まっており、授業の課題について説明を受けていた。

「Ms.マドル。遅刻ギリギリですよ。以後気をつけなさい」
『ハァ…ハァ、はい、先生…』

バレないと思ったがさすがエリート校の教師だ。しっかり注意されてしまった。

「A！こっちだ。遅かったな」
「おはよう、Aちゃん」
『ハァ…おはよう、ございます。うっかり、寝坊、(ゲホッ
して、しまいました。』
「あいかわらず体力がゴミだな」
「僕と筋トレした方がいいんじゃない？」

広場から既に何人か森に向かう生徒もいる中で、ランスくんが声をかけてきた。
隣にはマッシュくんもいるようだ。なんか怖い誘いがあったな。

「必ずここで銀のコインを取っておきたいな。」
「僕も頑張ろ。」
(私はまず生き延びることを頑張らないといけないな…)

今回の課題は凶暴な森サソリの討伐だ。下手をすれば簡単に命を落としてしまう。
課題如きで命の危険があるって、この世界ではかなり命が軽く見られているような気がするな。

　ヒューゥ
「調子に乗っているだろうお前。わかるぜぃ俺には」

お互いが課題に向けて意気込んでいると
急に見知らぬ男がマッシュくんに絡んできた。

「無意識のうちに他人を見下してるだろう？」

そういうと同時にマッシュくんの腹部に向けて地面から鉄の塊を生やし攻撃する。
その攻撃はマッシュくんにクリーンヒットしてしまった。