【MASHLE】イーストン魔法学校？ホグ〇ーツじゃなくて？ (ページ43)

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38話【最強孫属性】ページ43

魔法薬学の先生がいるであろう教員室へ向かう。
すると前方から先に部屋を出たはずのマッシュくんがこちらに向かってきていた。

「あ、Aちゃん。ちょうどよかった。」
『マッシュくん？先ほど課題を提出しに行ったんじゃ…？』
「さっき、ランスくんにはお礼言ったけどAちゃんにはまだだったから。」

とんでも行動をしている印象が強い彼だが、根はやっぱり純粋で心優しい少年なようだ。

『いえいえ。そもそも今回私はあまりマッシュくんのためになりませんでしたし。』
「そんなことない。僕にはできなかったけど、すごく丁寧に教えてくれてたのが伝わったし。僕のために頑張ってくれてありがとう。やっぱり君は親切な人だね。」
『ふふ、ありがとう。でも成功したのは何よりマッシュくんが頑張ったからですよ。ほら、最後まで諦めなかったのはマッシュくんもでしょ？偉い偉い。」

…はっ！つい彼の孫オーラに当てられて頭をなでてしまった。
思春期の男の子が同い年の異性に頭を撫でられるなんて普通嫌だよね。

『ご、ごめんなさい。失礼でしたね…。」
「…不思議。」
『え？』
「僕、家族はじーちゃんしかいないけど、なんだかAちゃんといると
母さんがいたらこんな感じなのかなって思う時があるんだ。」
『そ、そうなんだ。嫌じゃなければよかったです…。』
「全然嫌じゃないよ。僕、そろそろ部屋に戻るね。」

そういってマッシュくんは自分の寮室へ向かう

「Aちゃん」
『はい！」
「次、僕が頑張った時は今日みたいにまた褒めてよ。」
『う、うん。いいですよ。』
「やった。じゃあ、おやすみ」
『おやすみなさい、、」

あれ天然でやってるのか。
末恐ろしいな。