検索窓
今日:92 hit、昨日:94 hit、合計:204,311 hit

36話 ページ41

[フィン・エイムズside]
(い、一体どうやったらこうなるんだ?!)

僕は目前に起こっている現状を理解しきれていなかった。
マッシュくんが呪文をかけていたはずのマンドラゴラが暴れまくっている。

『(こんなのどうやって眠らすんだ?!)…っあ!、Aちゃん!!危ない!!!』
「逃げろ!!A!!!」

肥大化したマンドラゴラがすぐ横にいたAちゃん目掛け足を振り落とす。
僕のこの距離じゃ間に合わない!
ランスくんも杖を向けたが魔法の発動時間が間に合うかどうか…

「フンッ(バチン!!)」

ドサ…

「Aちゃん。できた。」
「アッハイ。」

『…できたっていうの、それ。』

無事マッシュくんがビンタでマンドラゴラを眠らす(?)ことに成功した。


[主人公side]

私のマッシュくんへの指導は全くうまくいかなかったが、最終的に彼お得意の力技でマンドラゴラを眠らすことができた。ちょっと自信無くすなぁ…

「A、怪我はないか。」
『うん、大丈夫。』
「そうか…。よし、じゃあ次の工程に移るぞ。」

ランスくんがそう言うと、いつの間にかフリルエプロンに着替えていた。
マッシュくんやフィンくんも同様にピンクのフリルエプロンに身をつつんでいる。

(男子学生のノリってわかんないなぁ…)

まずはランスくんが調合の手本を見せる。もこみ○さながらの手際であっという間に完成してしまった。
思わず拍手を送ってしまう。

『おーー。(パチパチ)』

「心得た。」
「絶対ウソでしょ!」
「いやほんとに」

どうやらマッシュくんは調合にかなり自信があるようだ。魔法以外であればいけるんだそう。
しかも口先だけではないようで、ランスくんがやった手順をきちんと真似している。

(おお、これならうまくいくんじゃ…)

…が、なぜかシュークリームが完成した。

「『ぜんっぜん出来てねー!!!』」
「お前ふざけてるだろう」

再度丁寧に指導をする。今度はランスくんがマッシュくんの手元を見ながら教えているし、これなら失敗することはないだろう。
初めはどういう経緯なのかと思ったがランスくんもなんだかんだ言いつつちゃんと面倒見ている。
賭けだとか決闘だとか言っていたが、本当はただ同性の友達が欲しかっただけなのかな。
そう思うとこの光景も微笑ましい。

私はそう思いながら暖かく見守ることにした。

37話→←35話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (184 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
445人がお気に入り
設定タグ:MASHLE , マッシュル   
作品ジャンル:ギャグ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

さんぽ - 絵がとてもかわゆい、、、ありがたや (2月25日 11時) (レス) @page27 id: 5b6dadf86c (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - 絵が神ィィ (2月15日 19時) (レス) @page50 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - 迷惑コメント作戦神すぎますw (2月15日 19時) (レス) @page49 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - パッフルパフリストラされてるって言うの好きすぎますwwww (2月15日 19時) (レス) @page48 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
左右田湊翔(プロフ) - わぁお絵が上手すぎる、、、、これはめしうまです (2月15日 16時) (レス) @page50 id: a4020dc7dc (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:aramaki | 作成日時:2024年1月29日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。