【MASHLE】イーストン魔法学校？ホグ〇ーツじゃなくて？

33話 ページ34

「…。」
『…。』

(き、気まずい。しかもなんか怒ってる？
勝手にビンを渡したことを怒ってるのか？)

クラウンさんに追いつくことはできたが、この重い空気のせいで声をかけることができない。
でも流石にずっと黙ってるわけにもいかないし。
ここはなんていうべきだろう…。「負けてドンマイ！」？
いや、これは逆に煽ってるか。「気にすることはないよ！」？
これもなんかちがうよな。。。

なんて頭を悩ませていると、

「おい」
『はい！』

「あのキノコ頭くんとはいつからの仲なんだ。」

『えっと…キノコ頭ってマッシュくんのこと？
入学前にたまたま一回出会った、知り合いって感じです。
なんなら今日会ったのが2回目ですよ？』

そう答えると、クラウンさんはバッこちらを振り向いた。

「なら…ならなんであのキノコ頭くんが名前呼びで、
俺はファミリーネーム呼びなんだ！！」

…え？
『え、いや、そんな深い理由はないですよ？
なんかそっちの方が呼びやすいなーって感じで。』

これは事実だ。私から見ればみんな年下の子供ではあるが、
クラウンさんの大人びた雰囲気はちょっと名前呼びがしずらい。

だが意外だ。クラウンさんがそんなことを気にしていたなんて。

「俺とは友達だろう。…ならいい加減名前で呼べ。」

『えぇ…。わかりましたよ。
じゃあ、ランスさn「ランスだ」…ランスくんで。』

「…今はそれで許してやる。
次にファミリーネームで読んだら罰として魔導書一冊没収だ。」

『ええっ！！そんな殺生なぁ…』

気がつけば気まずい雰囲気はなくなっており
いつも通りの”ランスくん”に戻っていた。


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ここまで読んでいただき大変ありがとうございます、
これまではかなり更新頻度を速くしておりましたが、次の更新は1週間後になります。
(短編のおまけは書くかもしれません！)

勢いで書いてきましたが、気がつけばランスくんとの絡みがかなり多くなっていました。
今後の参考として誰との絡みを増やして欲しいと言った意見がありましたら大変参考になります。
また、応援のコメントも大変励みになっております。

どこまで書き進めれるかわかりませんが、今後もよろしくお願いします。

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