30話 ページ31
『今日こそは学校の図書館でたっぷり勉強しよう!』
入学してからは、何かと誰かに連れ回されることが多かったので
今日こそは誰にも邪魔されずに好きなだけ勉強しようと自分に誓った。
放課後になり私は図書館へスキップで向かう。
中身は20歳であるが、体はまだ16歳なのでそこは許して欲しい。
そうやって廊下を歩いていると
正面からクラウンさんが歩いてくるのが見えた。
何やら右手にいつかの骨董屋で買い取ったビンを持っている。
『あれ?クラウンさんどこいくんですか?
その手に持っているものってこの間買ってた魔法道具ですよね?
…それ中になんかはいってません?』
「ちょうどいい。Aもついてこい。」
『え、いや私これから図書館行くんで。
好きなだけ勉強するんで。
誰にも邪魔させないって心にちかっイダダダ!!!』
クラウンさんにフードを引っ張られ引きずられる。
私の誓いはクラウンさんによっていとも簡単に破られてしまった。
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私が連れてこられたのは学校内の森の中。
何も事情を聞かされてないためクラウンさんに問い詰める。
『私なんで森の中に連れてこられたんですか?
何か怒らせるようなことしましたっけ?』
「いや、Aにはこれからやる賭けの審判をしてもらいたい。
あとこれ持っとけ。」
そう言われ空のビンを持たされる。
『へ?審判?賭け?いきなりそんな血生臭いことに巻き込まないでくださいよぉ』
「ルールはすぐわかる。…きたな。」
森の木々の中からマッシュヘアーの少年が現れた。
『しかも相手マッシュくんじゃん!』
「あれ?きみは…とっても親切なAさんじゃないですか。
久しぶりだね。あの時はきちんとお別れできなくてごめんね。」
『いや、それは気にしてないよ…。
(何度か一方的に見かけてるけど
まさか、きちんとした再会が友達の決闘相手って!!
気まずすぎる!!)』
「は?お前たち面識あったのか?」
「面識も何もこのすばらしく親切なAさんは
僕に限定シューをたくさん買ってくれた大恩人だよ。」
『マッシュくん…。その名前の前に形容動詞つけるのやめて欲しいな…。
無駄に長くなるだけだし。』
「わかった。じゃあAちゃんって呼ぶね。」
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さんぽ - 絵がとてもかわゆい、、、ありがたや (2月25日 11時) (レス) @page27 id: 5b6dadf86c (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - 絵が神ィィ (2月15日 19時) (レス) @page50 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - 迷惑コメント作戦神すぎますw (2月15日 19時) (レス) @page49 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - パッフルパフリストラされてるって言うの好きすぎますwwww (2月15日 19時) (レス) @page48 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
左右田湊翔(プロフ) - わぁお絵が上手すぎる、、、、これはめしうまです (2月15日 16時) (レス) @page50 id: a4020dc7dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:aramaki | 作成日時:2024年1月29日 20時