【MASHLE】イーストン魔法学校？ホグ〇ーツじゃなくて？ (ページ27)

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26話ページ27

クラウンさんはいつもの調子で
でかい態度のまま質問に答える。

せめてこういう時は態度を改めて欲しい。

「「……。」」
なぜかメガネの男性とクラウンさんが睨み合っている。

「…ふん。今はそういうことにしてやろう。
俺はこの店の店主にようがある。
仕事の邪魔になるなら容赦はしないぞ。」

なんとか疑いは解かれ、私はクラウンさんの手を引き
一目散で店を後にした。
・
・

『はー怖かった！！！！
ついに前科者になってしまうかと思いました！！』

「…A、さっきのやつが誰だかわかっているのか？」

『え？いや知りませんよ？
でも雰囲気的に只者って感じじゃなかったですよね。
もしかして有名な人？魔法マフィアの若頭とか？』

「あいつは、神格者の中の1人。
砂の神杖(デザドケイン)のオーター・マドルだ。
なにより、お前の実の兄だろう？」

ぇ

『ぇぇぇえええ！！！そうなの！？
あの人私のお兄ちゃんなの！？』

「会ったことないのか？
新聞でもよく顔が載ってるぐらい有名人だぞ。」

こちらに来てほとんどの時間は魔導書に齧り付いていた。
新聞どころか正直ニュースもほぼ見ていない。

「じゃあ向こうもお前のことは気づいてないのか…
いや、それとも…、？おい
その魔導書いつ買ったんだ？」

『さっきの私のお兄さんらしき人が
疑ったお詫びだ。ってくれました』

「？？あの砂の神杖がか？！
粛清対象の店の商品をそう易々渡すようなやつじゃないぞ！」

まるで嵐のような実兄との出会い。
一体彼が何を考えているのか
Aは全く見当もつかなかった。

『そういえば結局、クラウンさんは目的のものは買えたんですか』

「ああ、さっきの店の店主に聞いてみたら
法外な値段をつけられてな。
俺の魔法をちらつかせたら血相を変えて渡してくれたが。」

『クラウンさんが一番マフィアみたいなことしてるじゃないですか…
てか、なんなら今回の買い物にわたし入りましたか？』

「？何言ってるんだ？
友達なら一緒に買い物に行くもんだろ？」

『…。』

くそっ。
悔しいが流石に今のはときめいてしまった。
シスコンのくせに…！！

※友人が主人公ちゃんのイメージ絵を書いてくれたので
載せさせていただきます。

クリックしてから画像を閲覧出来る方法が分からずそのまま載せています。
消して欲しいとのコメントがありましたら、すぐに対処致します。