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13話 ページ14

どうやら私はこのイーストン魔法学校を受験するので間違いなかったようだ。
そもそも初めからホグワーツに入るなんて1度も言われてなかった。つまり完全に私の思い過ごしだった。

先程まではまるで生きた心地がしなかったが
なんなら今はどんな試験が来ても余裕で合格する自信が出てきた。

『あーよかった。
良く考えれば、魔法学校が絶対ホグワーツとは限らないよね。本の中でもいくつかほかの学校は出てたし。
はーよかったよかった。』

「?何ぶつぶつ言っているんだ?
それよりそろそろ気を引き締めといた方がいいぞ。
…試験官が来る。」

クラウンさんがそう言い終わった直後、会場にどこからともなく声が響き渡る。

《はじめまして
イーストン魔法学校へようこそ》

ステージに炎のようなものが立ち上がり
そこから1人の男性が現れた。

どうやらクラウンさんが言った通り
彼が試験官「クロード・ルッチ」のようだ。
試験官の男がそう名乗ると会場の者たちがざわめく。

『あの人有名な人なんですか?』

「らしいな。
だが、俺からすればそこらにいる奴らと変わりはない。」

『……へー。(え、クラウンさんそういうタイプだっけ)』


なんて会話をしている間に地面が揺れ始めた。
試験官の男の魔法によって
何も無かったはずの会場に机が現れ
問題用紙のようなものが準備されていく。

Aは先程までの冷めた態度と打って代わり
あからさまに目を輝かせた。

『すごい!凄いですよ!!
こんなに規模の大きな魔法は初めて見ました!
あの試験官さん本当にすごい魔法使いですよ!!
クラウンさん!!!ねぇ!すごい!!』

会場のどよめきに負けない大きな声で叫び、Aはランス・クラウンの方をバシバシ叩く。

その様子にランスはあまり機嫌を良くしなかった。

「ふんっ。あれくらい俺でもできる。」









一方、

試験前に筋トレをしていた珍妙な受験者に
試験官クロード・ルッチは神経を逆撫でするような発言を繰り返され、心をすりへらしていたが
Aから向けられた尊敬の眼差しとリアクションにより自尊心を回復させていた。


「あの子の反応めっっちゃ癒される…。」






なぜか、最初の試験である動く答案用紙では
Aのものだけやけに読みやすく動いていたらしい…

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作品ジャンル:ギャグ
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さんぽ - 絵がとてもかわゆい、、、ありがたや (2月25日 11時) (レス) @page27 id: 5b6dadf86c (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - 絵が神ィィ (2月15日 19時) (レス) @page50 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - 迷惑コメント作戦神すぎますw (2月15日 19時) (レス) @page49 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - パッフルパフリストラされてるって言うの好きすぎますwwww (2月15日 19時) (レス) @page48 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
左右田湊翔(プロフ) - わぁお絵が上手すぎる、、、、これはめしうまです (2月15日 16時) (レス) @page50 id: a4020dc7dc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:aramaki | 作成日時:2024年1月29日 20時

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