【MASHLE】イーストン魔法学校？ホグ〇ーツじゃなくて？ (ページ13)

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12話ページ13

皆さんこんにちは。Aです。

いきなりですが、
皆さんは受験エピソードの定番と言ったら何を思い浮かべますか？

よくあるのは
寝坊をして遅刻してしまったり、
受験票を忘れてしまったり。

そしてもうひとつ。よく聞く定番エピソード。

【試験会場を間違える】

A・マドルは今
人生最大級のピンチに陥っています。

(どうしようどうしようどうしよう)

私は今朝、
使用人さんに会場まで連れて来られる間
完全に寝落ちしてしまっていたためギリギリまで気づいていなかった。

てっきりホグワーツに向かっていると思っていたのに
着いてみればここは…
イーストン魔法学校…？

建物の雰囲気はよく似ているが、知らない学校のようだ。

他人の受験失敗談を聞くことはあったが、
まさかこの歳で自分がその立場になるなんて…。

(ここはまず試験監督官に事情を話して見るか？
いや、それよりも早く送ってもらった使用人さん達を呼び戻さないと....。
いや、そもそも連絡のとり方わからなくないか？
いやいやどうし｢…あっ、そこのあんた。｣…はい！』

焦りのせいで全くまとまらない思考を、断ち切るように声をかけられた。
声のした方を向くと見覚えのある水色頭が視界に入る。

｢やっぱりAだったか。あんたもここの編入試験を受けると思っていたが…どうしたんだ？｣

『！クラウンさん、このあいだぶりです。
…じゃなくて！
私どうやら試験会場を間違えてしまったらしく…
まさか、自分にもこの先一生語れる失敗談ができるなんて思ってもみなくて、まずはどうすればいいか…』

｢あんた、さてはあまり焦ってないだろう…。
いや、それよりなぜ会場を間違えていると思ったんだ？
受験者リストには間違いなくあんたの名前が乗っていたぞ。｣

……あれ？そうなの？