1話 ページ2
「………うっ、…」
目を開けると
「知らない天井だ。」
なんてふざけてみたが、本当に知らない場所のようだ。
ここは病院だろうか。感触的に私はベットで横たわっているようだ。
まだハッキリしない頭を使い記憶を遡る。
たしか、、、妄想に浸り、
ふらふらと帰り道をたどっていた私は、
信号にきずかず、、、
、
、
、
ごめん、トラックの運ちゃん。
完全に私の不注意だったわ。
(絶対怒ってるよな。
書類とか書くのかな。
てか保険大丈夫かな。
うわぁ手続きとか面倒くさそうだ…)
なんてブツブツ言っていると、体の違和感に気がついた。
「……あれっ、痛くない…?」
いや、正確には
違和感を一切感じないことが違和感
であることに気がついたのだ。
大型トラックと真正面にぶつかったのだ。無傷なはずはない。
「えっ、
私ついに魔法の才能でも開花した?
もう20歳なんだけど。
遅咲き過ぎない?
……あれ、
てかここよく見れば全然病院じゃない。」
私はやっと覚醒してきた頭で、自分が病院と言うには豪華すぎるベットで寝ていることに気がついた。
天蓋付きのベットから体を動かし見渡すと、いかにもファンタジーゲームで出てくる貴族の部屋といった感じの造りだ。
しかし、部屋の中にものは少なく、クローゼットのようなものが一つ。
それと、ベットの横には小さくて上品な化粧台と可愛らしい椅子があるだけのようだ。
こんがらがる頭を整理するために、ベットから立ち上がり化粧台に向かう。
まずは自分の体の怪我の有無をこの目で確かめてやろうと思い鏡を見た。
やはり鏡には痛々しい傷も包帯も映らない。それどころか、毎朝鏡でみていた顔とは違うものが映っていた。
「っこの子、だれ…?」
本来の私は黒髪黒目一重の純日本人顔だったはず。。
しかし鏡には整った西洋風の目鼻だち、髪は黒いが髪質は全く違い、瞳はカラコンでも入れてるのかといった具合に金色だ。
そして何より驚いたのは額に大きく刻まれた稲妻のような形の黒い線が1本。
まさに某闇の帝王を倒す「選ばれし少年」の額に刻まれた傷を思い出す形をしていた。
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さんぽ - 絵がとてもかわゆい、、、ありがたや (2月25日 11時) (レス) @page27 id: 5b6dadf86c (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - 絵が神ィィ (2月15日 19時) (レス) @page50 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - 迷惑コメント作戦神すぎますw (2月15日 19時) (レス) @page49 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - パッフルパフリストラされてるって言うの好きすぎますwwww (2月15日 19時) (レス) @page48 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
左右田湊翔(プロフ) - わぁお絵が上手すぎる、、、、これはめしうまです (2月15日 16時) (レス) @page50 id: a4020dc7dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:aramaki | 作成日時:2024年1月29日 20時