【MASHLE】イーストン魔法学校？ホグ〇ーツじゃなくて？

プロローグ１ ページ1

今日も気がつけば夢の中にいるような、つまらなく難しい授業を終え
帰るために荷物をまとめる。

特にサークルにも入っていない私は友人達に一言かけて足速に帰路につく。

その足取りは普段と比べて早かった。

なぜなら…

「今日からア〇プラでハリポ〇が公開だー！！｣

幼い頃から某魔法映画が大好きな私にとって待ちに待った日だ。

もちろん本も映画も何百回と繰り返し見てきたが、それとこれとは別である。

｢とりあえず今日は、賢者から不死鳥まで5回はマストでしょ〜。3日は徹夜ね…！！！｣

まさに〇リポタジ〇ンキーである。

。
。
。

｢本当に魔法がこの世にあったらよかったのになぁ。
絶対授業も何もかも
全部面白いんだろうなぁ。｣

無慈悲なことにこの世界は魔法ではなく科学が牛耳っている。おかげで私にとっては頭が痛くなるような難しい講義や課題で溢れていた。

｢生まれ変わったらハリポ◯の世界に生まれたいなぁ、、、それはそれで辛そうだけど。｣

物心ついてから何度も妄想した、
たらればの世界に今日も浸っていた。




そう。

浸りすぎていた。

目の前の赤く光っている信号に気が付かないほどに。









ﾌﾟｰｰｰｰｰｰｰ！！！！！
ドンｯｯ

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