【荒北靖友】キミが教えてくれた愛

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___荒北side___




｢ンダヨ…休講かよ…｣




講義室についてから 今日は休講だと知る。


昼寝でもしようと思い、たまに時間潰しに使ってる空き教室の扉を開けると今日は誰かが寝ていた。


近づいて顔を見てみると、寝ていても分かる綺麗な顔立ちの女の子。




｢なんだコイツ…｣




寝ているのに、なんだか苦しそうな顔をしているから


なぜか俺はコイツを放っておけなくて


後ろの席に座って目を覚ますのを待った。





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目を覚ますとコイツは俺にビビったのか、すぐ出ていこうとしたから引き止めた。


引き止めたはいいけど、そこから質問攻めにしてきてめんどくせェ…



名前は Aチャンって言うらしい。


最初はめんどくさいと思ってたのに、なぜかAチャンに見られると素直に答えてた。


それに さっきの苦しそうな顔が頭から離れなくて、


その苦しさを俺が消してあげたいと思った。



空き教室を出て食堂に向かうと、たまたま金城とAチャンの友達と合流して4人で飯を食うことになった。



野生の勘だけど、Aチャンと出会ったことで 少し運命が動いた気がした。





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