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でも結局何も言えないまま宿舎の近くに着いた
「ユンギさん、」
『まだなんかあんの』
「今日はゆっくり寝てください」
そう言うと、ずっと半歩先を歩いていてこっちを見なかったユンギさんが私の方を見た
『...うるせぇよ、』
「ごめんなさい、でも、」
『たかが熱出たくらいじゃ簡単に休めねぇし代わりがいねぇから俺がやらなきゃいけねぇことも馬鹿みたいにあんだよ、お前は簡単に休めって言うかもしれねぇけど、こっちは、っ....』
「ユンギさん！？」
絞りだすような声で話していたユンギさんが突然ふらついて
反射的に肩に腕を回せば体重をかけられて倒れそうになりながらも、目の前の宿舎になだれ込むように入った
誰の部屋かなんて分からないけど、とりあえずユンギさんをベットに寝かせて毛布をかけた
さっきの、ユンギさんの言葉が頭の中で繰り返される
″ 代わりがいねぇから俺がやらなきゃいけねぇことも馬鹿みたいにあんだよ ″
そうやってこの人は、やらなきゃいけないんだって踏ん張って、たったひとりで踏ん張って、生きてきたのかな
倒れるくらい体が辛くてもそんな顔ひとつ見せずに、
さっき、まるで自分に言い聞かせてるみたいだった
代わりなんていないよな？俺がやるしかないよな？って、そうやって誰にも頼らずに頑張っていたんだと思うと、目の前で苦しそうに息をするユンギさんを、
守りたいと思った
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おむちゃん(プロフ) - はらさん» すみません！見落としていました (2018年4月8日 19時) (
レス) id: aa01c6b7d8 (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグ外して下さーいちゃんとルール守って下さーい (2018年4月7日 9時) (レス) id: be2480af91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむちゃん | 作成日時：2018年4月7日 2時
