まったりじゃんぷくん９

なぎささんリク ページ13

涼介 side

監「今度の試合は県大会に繋がる、とくに高島」
涼「はいっ」
監「お前には期待してるからな」
涼「はいっ」

期待してるって言われてもねー。
それが俺のプレッシャーなんだよな

しかもさ、3年の先輩には

「おい、ミスんなよ。俺らの最後の大事な試合なんだからな笑」

笑いながら言われてもね。

監「高島、いつものお前のペースでやればいいんだ。わかるな？」
涼「はい」
監「頼んだぞ」

ううっ本番に弱いんです、僕。

友１「涼介っまたな！」
涼「おうって前向けよっ車来てるぞー」
友１「あっぶねー笑笑」

大丈夫か、あいつ？

〜家

涼「ただいまー」
雄「おかえり」
涼「腹へったー」
雄「張り切ってるな、サッカー部エース」
涼「もう辞めてよ笑」

正直、エースなんて俺の柄じゃねー
って言いたいんだけどさ、俺はエースなんだよな

2年でエースなんて生意気だよな
3年からのプレッシャーすごいし、2年の１部は気に食わない奴がいる。1年はまあいっか。

侑「涼介、明日も部活？」
涼「まあな、試合近いから」
侑「ふーん、頑張るね」
涼「別に頑張ってねーよ。好きでやってるだけ」
侑「まあ、いいけど。国語の先生が、高島涼介呼び出しするって言ってたよ」
涼「あっあのテストのことか。」
侑「また、点数悪かったの？」
涼「うん」
侑「はあ、あいつの事だから部活出させてもらえないよ？どうするの？」

どうするって言われても

侑「エースが休んでどうするの？」

エースは部活休んじゃダメなの？
誰が決めたの？
俺はエースになりたいなんて一言も言ってないのに
なんで、俺？

もうわけわかんない
どうにだってなれよ。
点数？ただの数字だろ、赤点とかラインをつける意味わかんねーし、俺がやった点数が点数じゃん。それでいいじゃん、なんで怒られなきゃいけないの？

侑「りょ、涼介？」
涼「･･･」

ああ、もうぅぅぅぅ！！！

涼「うああああぁぁぁ！！！」
侑「ちょっと落ち着きなよ」
涼「訳わかんねーよ、なんだよエースって」
侑「ちょっ雄也兄ちゃん大変だよ」

･･･もう、なに？
なんで、俺ばっかにプレッシャーかけるの？
俺に期待しちゃうの？
それでミスったら怒るんでしょ？

涼「･･･ぐすっ、僕もうやだよ」
侑「こっち、こっち早くっきて！」
雄「なになに笑」
侑「えっ泣いてる」
雄「･･･侑李、ちょっと2人きりにしてくれるか？」
侑「えっうん。」

弱いんだ、僕は。
強くない子なの。
あんまり、ぼくをせめないで、、。

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