雨の日のふたり⑤ (ページ10)

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JK「ストップ！動いたら怒るよ」

「・・・・・」

JK「はい、ひとまず飲んで」

隣りに腰かけｺﾞｸｺﾞｸと喉を鳴らしながらコーラを飲む、、チョンさん

コーラ、、

JK「嫌い？」

「え？」

JK「コーラ」

「あ、そう言うわけでは」

JK「じゃどうぞ」

「・・・はい」

思いの外、ｺｸｺｸ飲めて驚く。

JK「うまいね」

「はい」

JK「ヌナ・・・」

「はい」

JK「どこか痛いわけじゃないよね？病院行かなくて本当に平気？」

「はい。それは大丈夫です」

JK「ほんとに？」

「もしかして私のこと探してましたか？」

無言で見つめられる

「すみません。知らない間に眠ってしまったみたいで・・・」

「キッチンで寝る人初めて見た・・・ (笑)」
ってホッとしたように笑ったチョンさんを可愛いなぁ、、なんて思ってた。

JK「ヌナ聞こえた？」

「え？」

JK「さっきご飯炊けたって言ってた炊飯ジャーが騒いでた(笑)」

騒いでたって・・・(笑)
確かに韓国の電化製品はとにかく良くしゃべる。

「食べますか？」

JK「もちろん！！ヌナさがしたら余計に腹減った」

「・・・・・用意します」

JK「手伝う！なにすればいい？」

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・

向かい合ったチョンさんは口をモフモフ動かしながらニコニコしていた。

「どうしたんですか」

JK「や、マジうまそうでニヤける(笑)」

「ビール冷蔵庫に冷えてましたけど飲みますか？」

JK「うんん、いらない。お水下さい」

おかわり！って言いながら席を立ち自分でよそったお皿はてんこ盛り(笑)

サラダにスープも飲み干して異常なまでの食欲に
とっくに食べ終わっている私は呆気にとられていた(笑)

微かに聞こえた乾燥機の音

立ち上がろうとすると「あああ“”“”ヌナ！待って待って」と慌てたチョンさん。

JK「僕が洗い物するからヌナ拭いてくれる？」

「あ、私が洗います。お礼の気持ちなので・・・」

JK「うんん。僕が洗うからお願いします」

楽しそうに食器を洗い始めたチョンさんの横

ﾁｸって胸が苦しくなる。

傘の中でもそうだった。

背格好が彼にソックリで、たぶん通っているジムも同じっぽい。

無邪気な感じも似ていて今はチョンさんの何もかもに苦しくてしかたがない。

JK「ヌナ？」

「あ、うん、はい」

JK「最後」

最後に渡されたお皿を拭く。

「着替えてきますね。」

JK「ぁ、、うん」

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