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ディペンデンス ページ43

井「でも、やっぱり和輝って真面目だから。彼女を騙してるような気がして罪悪感に苛まれて、やっぱり付き合えないって次の日にちゃんと話したんだって。」




井「その時は莉子ちゃん、それでいいけどこれからも相談に乗って欲しいって形で納得したんだけど…どんどんエスカレートしてきて」



井「学校から帰った和輝を家の前で待ち伏せしてたり、自分を傷つけてそれを和輝に見せたり」




井「怖くなった和輝は莉子ちゃんを避けるようになって、そのまま長野に来たんだ。あ、こっちに来たのは莉子ちゃんの件とは関係ないよ?」




井「その後彼女は一回だけ長野に来た。和輝に謝りたい、謝ったらそれで帰るからって」




井「だけど結局は復縁を求めてきた。その時に断って以降、もう来ることはなかったんだけど、今日半年ぶりくらいに来たって感じ。」

 



「なるほど…新井さんの優しさがゆえ、ですね、」





井「そうだね、でもまあ、莉子ちゃんも、ね、」






「…でも、なんとなく分かりますよ、私は」




「辛い時、優しくしてくれた相手に対する行動って本当にコントロールできないんです。自分ではやめておこうと思っても、影が見えると待ち伏せしてしまう、気にかけてもらいたくて」




「…だから、新井さんに依存してしまった莉子さんの気持ちはよくわかります。」





井「要するに、Aちゃんも和輝に依存してるってわけ」





探偵のように指を差してこちらにキメ顔をする井口さん。




「え!?いや、違いますよ、ただ気持ちがわかるって話です!!」





井「冗談だよ笑」





井「でもほんとに、Aちゃんにはいつでも和輝が必要なんでしょ」




「へ、?」




井「恋愛感情とかそういう話じゃなくて、なんていうの、こう、和輝がそばに居ないと落ち着かないっていうか」




井「いつでも和輝を探してるように見えるよ、俺には」
 




「それは…たしかに、困った時すぐ頼れるので、」




「あ、もちろん井口さんも常田さんも勢喜さんも頼れますよ!?ただその、、」





井「それだよそれ、他とは違う何か。良い意味で和輝に依存してるんだよ、いい意味でね」





 


「井口さん、今の井口さんは…何が言いたいのか、よくわかりません」




井「最近悩み事あるでしょ」


「え?」




井「…それを和輝に相談するのも躊躇ってるでしょ」




井「わかるよ、わかりやすいよ、Aちゃん。」






そう言ってクスッと笑った。

気持ちの強さ→←ジェラシー



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さくら(プロフ) - 待ってましたー!ありがとうございます(*´ω`*) (2021年10月4日 2時) (レス) @page47 id: 2fd87df005 (このIDを非表示/違反報告)
わんだ - やっぱりこの作品何回も見に来ちゃう.いつになってもいいので更新されてほしいなぁ (2021年9月14日 19時) (レス) id: af711be23a (このIDを非表示/違反報告)
ゴマ団子 - 更新物凄く楽しみに待っていたので、とても嬉しいですε=ε=(ノ≧∇≦)ノ主人公ちゃんと新井さんが、よい感じになっていますね( ´艸`)続き楽しみに待っていますね( ´艸`)暑い日が続くので、身体に気をつけて楽しい毎日をお過ごし下さいませ(^_^)ゞ (2021年7月22日 10時) (レス) id: 39e224bf48 (このIDを非表示/違反報告)
どれみ(プロフ) - 大好きな作品なので更新されててとても嬉しいです!これからも更新待っています! (2021年7月22日 10時) (レス) id: 984d1d1dca (このIDを非表示/違反報告)
ゴマ団子 - こちらにもお邪魔させてもらいますね(●´ω`●) いつも あっという間に読み終えて、もう、すぐに読みたくなるくらいに好きなお話です( ´艸`)更新楽しみに待っていますねo(^-^)oワクワク寒いので、身体に気をつけて毎日をお過ごしくださいませ(*ゝω・*)ノ (2021年2月8日 23時) (レス) id: 39e224bf48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桃太郎 | 作成日時:2020年2月6日 0時

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