ジェラシー ページ42
新「ほんとに悪いけど、忙しいんだよ」
莉「…」
莉子さんが私をじっと見つめる。
莉「ねえ、和輝の事好き?」
急に聞かれて思わず「へ?」と間抜けな声を出してしまった。
新「ちょっと…その子は隣のお家の子。関係ないから巻き込まないで」
莉「じゃあ一回話させてよ、ちゃんと。和輝のために東京からここまで来たんだから」
新「…分かった。」
新「さとる、これ」
井「へ、あ、」
新井さんが井口さんにシュークリームの箱を手渡す。
新「後で行くから、先に行っといて!」
いつものように優しい笑顔でそう言って、私たちに背を向けた
莉子さんと一緒に歩いて行く後ろ姿をぼーっと見ていると、また井口さんに服を掴まれる
井「…いこっか?」
「あ、はい!シュークリーム食べましょ!」
スタスタと向かった公園のベンチに座ってシュークリームを食べていると、隣から視線。
「…なにかついてます??」
井「いや、あの」
井「…Aちゃん、さっきちょっと変だったから」
「…変?」
井「気が気じゃないっていうか、、放心状態だった」
「あ、ほんとですか、ごめんなさい」
井「え、いや謝ることじゃないけども!」
井「やっぱりジェラシーなのかなって。」
「え?」
井「違う?」
「いや、ち、違いますよ!!ただ新井さんが…というか皆さんが同世代の女性と話してるの見たことなかったんで、、不思議だったというか」
井「ふーん、なるほど」
「しかもなんかすごくピリピリしてたじゃないですか」
井「あれね、和輝の元カノ」
井「…で、今はストーカーみたいなもん。笑」
「…ストーカー?」
井「2人は高校で同じクラスで、莉子ちゃんはかなり気が強いせいで揉めること多くて学校で友達とうまく行かなくて1人になっちゃったんだって。」
井「その時莉子ちゃんと同じ委員会だったのが和輝。和輝って困っている人は放っておけない精神じゃん?笑 言い方悪いけどお人好しって言うか。莉子ちゃんに「大丈夫?」って声掛けて話を聞いたらしいんだけど」
井「莉子ちゃんが和輝の事好きになって、告白して、和輝は特に莉子ちゃんにそういう感情はなかったけどあいつの変な優しさが出て、断るのもちょっと申し訳なくてとりあえず頷いちゃった訳。」
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さくら(プロフ) - 待ってましたー!ありがとうございます(*´ω`*) (2021年10月4日 2時) (レス) @page47 id: 2fd87df005 (このIDを非表示/違反報告)
わんだ - やっぱりこの作品何回も見に来ちゃう.いつになってもいいので更新されてほしいなぁ (2021年9月14日 19時) (レス) id: af711be23a (このIDを非表示/違反報告)
ゴマ団子 - 更新物凄く楽しみに待っていたので、とても嬉しいですε=ε=(ノ≧∇≦)ノ主人公ちゃんと新井さんが、よい感じになっていますね( ´艸`)続き楽しみに待っていますね( ´艸`)暑い日が続くので、身体に気をつけて楽しい毎日をお過ごし下さいませ(^_^)ゞ (2021年7月22日 10時) (レス) id: 39e224bf48 (このIDを非表示/違反報告)
どれみ(プロフ) - 大好きな作品なので更新されててとても嬉しいです!これからも更新待っています! (2021年7月22日 10時) (レス) id: 984d1d1dca (このIDを非表示/違反報告)
ゴマ団子 - こちらにもお邪魔させてもらいますね(●´ω`●) いつも あっという間に読み終えて、もう、すぐに読みたくなるくらいに好きなお話です( ´艸`)更新楽しみに待っていますねo(^-^)oワクワク寒いので、身体に気をつけて毎日をお過ごしくださいませ(*ゝω・*)ノ (2021年2月8日 23時) (レス) id: 39e224bf48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桃太郎 | 作成日時:2020年2月6日 0時