おにいちゃんズ！

新婚？ｼﾝｺﾝ？ﾛﾘｺﾝ？否！！！ ページ39

「新井さーん」




新「ん〜？」





「お米だいぶ少なかったですよね？買いますか？」







新「うん、買おっかな〜」









なんだこの否めない新婚感







というか新婚感ってなんかリズムが良いな

シンコンカン…シンコンカン…








新「お菓子買う？」





「カイコンカン…」









新「え？」








「あ」



「ごめっ、なさ、ちょ、頭の中で変なリズムが出来てて、」









新「ぶふっ、wwww」






新「ほんとたまに頭の中で訳の分かんない事起こるよね、Aちゃんって笑」






「許してください、バグが多いんですよ…」








新「面白いけどね、見てる分には」









「馬鹿にしてません？それ」









新「…いい意味でだよ、馬鹿にはしてない」







「なんですか今の間は！！絶対いい意味じゃないですよね？！」







腹いせに新井さんの頬を思いっきりつねる。









新「ははっ、ちょ、痛！ごめんって！」









わーわー言いながら私をなだめようと頭を撫でてくる新井さんと




そんなのお構いなしに頬をつねる私









側から見たらただのバカップルだ









『…和輝？』









新「んぁ？」
「んぇ？」






突然現れた男

新井さんの知り合い？なのか？





『和輝じゃん！！』








新「え？直也？！」






直「わかる？！久しぶりだな！！」







新「なんでいんの！？」








直「仕事で長野来てよ、この辺和輝が住んでんじゃね？と思って連絡しようと思ってたとこなんだよ！！」









どうやら東京の高校で同じクラスだった友達らしい。







直「んなことより…」







チラッとこっちを見た。






直「おめ〜高校卒業して急に長野に越したと思ったらこんな可愛い女の子連れてなにニヤニヤしてんだよ！！」









新「ニヤニヤはしてないし！！」







直「彼女か？お？」







新「ちが、隣の家の子だから！」







直「隣の家の少女狙ってんのか？お前まさかロリコンか？」








新「違う！！！！直也の馬鹿！！！！」









直「…おお、落ち着け…ごめんじゃん…」









新井さんは耳まで真っ赤にして顔を伏せてしまった




いやなんで照れてるんだよ









直「まあ、いいやつだから和輝をよろしく頼むねお嬢さん！」








「え、あ、はい！」









そう言い残し、新井さんの背中をばしーんと強めに叩いて去っていった。

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