おにいちゃんズ！

紳士じゃん ページ22

「ん…」






“…ぃたよー、起きて〜”









新「Aちゃ〜ん、着いたよ〜起きて」









「…っ？はっ、すみません！！」









新「おはよ。」






そう言ってニコッと笑った新井さんは車を降りると手を差し伸べてくれて







新「転ばないでねAちゃん危なっかしいんだから」








「大丈夫ですよぉ〜」








なんて言いながらも寝起きでおぼつかない足元が不安で差し出された手を握った。









井「ちょっともう！和輝さっきからずっと紳士じゃん！！」









新「理もやってみればいいじゃん」









井「いいよ今日は紳士井口理だ！！」









常「A、喉渇いてるだろ」








常田さんがお水のペットボトルを渡してくれる。私が寝起きいつも喉からからなの知ってくれてるんだ









「ありがとうございます！」









井「ちくしょう、、いや、まだ始まったばかりだ。頑張ろう」



　









「で、ここはどこですか？」









新「どこでしょうか」









ぐるっと周りを見渡す。









建物の影からチラッと


見慣れた物が見えた気がする。









「あ、グリコ！」








「道頓堀ですか？？」









井「正解！ちょっと離れた駐車場だから分かりにくいけどね」







勢「ふぁぁ〜、あれ？着いたの？」






新「ごめん遊起こすの忘れてた」





勢「酷くないか？」









常「さ、買い物でも行くか〜」









ぶーぶー文句を言うものの新井さんにぴったりひっついて楽しそうに歩く勢喜さんを見てくすくす笑っていると









井「久しぶりの大阪はどう〜？」







とニコニコ井口さんが隣に来た。









井口さん、常田さんに挟まれ



後ろに新井さん、勢喜さん。









ボディーガードみたいだなと思いつつ久々の大阪にうきうきしていた。

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