金田一少年の事件簿N(neo) #1銀幕の殺人鬼

33話 ページ33

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それから少し経って、また映写室に集まった。

皆に見せたいのがあるみたい。

見ていると文字が出てきた。

竜二とお兄ちゃんが読んだ。

剣持「これは蔵沢君の遺書だろ」

おじさんは、蔵沢先輩が遺書を書いた理由を話した。

黒河「やっぱりスコーピオンの呪いはホントだったのね。だって、映画に関わった人達はみんな……」

誰も話さなくなり、家に帰ることになった。

美「蔵沢先輩、必死だったんだと思う。蔵沢明の孫だからって周りから期待されてて。だから、いい映画撮らなきゃって無茶な撮影して」

真壁「だからって、人を殺したら最悪だろ」

美「そうですけど。私、蔵沢先輩が犯人だと思えなくて」

竜「何言ってんですか？あの人の遺書、見ましたよね？」

貴方「竜二……」

剣持「はじめ。2年前、本多影行の捜索願いが出されてる。まあ結局、見つからなかったから捜査は打ち切りになった」

おじさんが来て、本多影行さんの話をした。

一「あれ？」

美「どうかしたの？」

一「何でスタントマンが死んだからって全、シーン撮り直す必要があったんだろう？」

警察「どうかしましたか？」

声が聞こえた方を見ると、映研に届け物が来たみたいだった。



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