50話 ページ6
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一「そして、ランプを壊したのは…。濱さん。君だよね?」
リー「はじめ。この箱にリン君の指紋が残っていた」
チョークの入った箱をリーさんが持ってきた。
リーさんがいなかったのは、そのせいだったんだ。
リー「彼がここ太陽ロッジで殺された証拠だ」
濱さんは急に座り込んだ。
濱「ダメ…もう終わりです。氏家先生」
氏家「濱君」
氏家先生は、座り込んだ濱さんに合わせてしゃがんだ。
氏家「マー・タイチは生き別れた私の息子だ。偶然、あの獄門予備校で再会したんだ……」
貴方「…あの、その話食堂でしましょ?」
一「A?」
竜「え?」
貴方「いや、外で話すのもね?」
私達は食堂に戻り、氏家先生はマー・タイチ君の話をした。
氏家「…それをあの6人が。許すわけにはいかなかったんだ」
濱「違う…。マー君の復讐を言い出したのは私。氏家先生を巻き込んだのは私なんです」
氏家「もういい濱君。それ以上言うな」
濱「いえ…私がバカだったの。あの6人に騙されてアンプルをすり替えたりしなければマー君は……」
竜「アンプルを?濱さんがすり替えた?」
貴方「どうして……」
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作者名:有チエ | 作成日時:2014年7月24日 22時